最近映画館に行くと予告編とCMがあまりにも長すぎてゲンナリする件について



近年、映画館に行くたびに本編開始前の予告とCMが長くなってるのを感じます。下手すると20分ぐらい延々と見せられてるんですよね。本編を無料か激安で観られるのならCMもしょうがないけど正規の料金を支払っているのに何であんなに宣伝ばかり見せられねばならんのか。映画館の経営が苦しいのもあるでしょうが、あれでは映画館離れがますます進んでしまい結局自分で自分の首を絞めているだけだと思うんですがね。



昔はCMもそんなに苦痛じゃなかったんですよ。むしろ予告編は映画本編より面白く作られているのが普通なので、予告編ならいくらでも観ていられたくらいです。しかし最近は本当にウンザリします。なぜかというとやはり客層を無視した映画の予告編を無節操に流しまくっている点にあるかと思われます。もう全っ然興味がないジャンルの映画なのに毎回毎回擦り込むように同じ予告ばかり見せられると誰だって嫌気が差すというもの。

ちなみに昨日「エンド・オブ・ステイツ」を見に行った際に見せられた予告編は

  • ドクタードリトル
  • CATS キャッツ
  • くるみ割り人形(バレエ?)
  • 刀剣乱舞(舞台?)
  • キングスマンの新作
  • バッドボーイズの新作
  • ルパン三世の新作
  • 1917
  • 劇場版ダーウィンが来た
  • AI崩壊
  • Fukusima 50
  • 屍人荘の殺人
  • フォードVSフェラーリ
  • ナイトオブシャドー 魔法拳

思い出せるだけでもこんなにありました。
どれも全然興味が湧かない映画ばかり。何かもうスリラーやホラーなんか需要がないのか分かりませんが、どれもこれも血の一滴も出なさそうなド健全な映画ばかりで悲しくなってきます。

その中でも特に、ホラーやアクションを観に来た客にアピールしたって何の意味もないだろ!と憤りを覚えるのがこれ。





↑この予告を見ても面白そうだと思える要素が驚くほど何一つない。それなのに一体何回これを見せられたことか。
これを観るぐらいだったらマーク・ポロニア作品の方がまし、または国会中継を見る方が面白い、いやそれどころかゴリラが鼻くそほじってる様子を2時間黙って眺めてる方がまだ全然楽しめると思う。
別にこれがクソ映画だと言いたいわけではなく、客層を考えて流してもらいたいのです。これを観に行こうと思うのは一体どんな高尚な文化人なのか私ごときには全くイメージすらできなくて困るんですよ。





あとまじでキツイのがこれ。




何で映画館に来てまで本当に毎回毎回バレエの宣伝と熊川哲也とかいう知らん人のドヤ顔アップを見せられねばならんのでしょうか。南米に生息している芋虫の昼食よりも興味がわかない。逆にバレエに興味のある奴が「エンド・オブ・ステイツ」や「クロール」を観に来るわけがないなんてどんなバカでも分かりそうなものですがね。





あとツライのが、刀剣乱舞のミュージカル舞台かなんかの予告。これはまあ、アクション映画やホラー映画を観に来る腐り気味の女子もいるかもしれませんからキャッツやバレエほど無駄とは限りませんがやっぱり辛い。毎回必ずある、というかここ数年は常時劇場でやってるイメージがあります。それほどまでに大人気なんでしょうか。ただ、こういうのを観る人は予告編などわざわざ流して告知しなくとも行くと思うんですがね。


…「劇場版ダーウィンが来た」もよく宣伝してますが、NHKは視聴料を徴収しておきながら劇場映画なんか作って興行収入を得たりしていいんですかね? それは公共放送がやることなの? ダーウィンはまだいい方だがNHKは公共放送のくせにくだらないドラマやバラエティやその番宣があまりにも多すぎて目に余るのでとっととスクランブル放送にして頂きたい。大河ドラマとか一ミリも公共性を感じない。


これらに加え、いつもの映画泥棒のやつ、新型カローラ、地元のパチンコ店のCM、AGCのマナー講座、AU、アナ雪2のキャラがビヨンビヨン跳ねてる映像等々が延々と続くわけです。私はいつもレイトショーでしか映画を観ないのでこれだけCMが長いとテンションが下がって来るどころか本編開始前に眠くなってきて困るんです。これでは映画館離れが進んでも仕方ない。


しかし、昨日は深夜0時近くに終わって帰ろうとしたら、出口で支配人らしき人物が残ったポップコーンの売り込みを一生懸命してましてね…。一瞬買ってあげようかとも思いましたが、流石にそんな夜遅くに帰ってからポップコーンなど食いたくない。映画館の厳しい経営事情が垣間見える悲しい出来事でした。彼は一体何時から何時まで働いているのか…。売れ残りのポップコーンを200円でもいいからさばかないといけないほど苦しいのか。確かに「エンド・オブ・ステイツ」はレイトとはいえガラガラで私の他には2人しか観客がいなかった。

…ということなので、ここは少々CMが長くて苦痛でも映画ファンはなるべく劇場に通うべきであると主張しておきます。潰れてから後悔しても遅い。できれば、一律で同じCMにするのではなくもう少し映画毎の客層に合わせたCMにはしてほしいものですが。

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