概要
原題:SANTA’S SLAY製作:2005年アメリカ
発売:アートポート
監督:デヴィッド・スタインマン
出演:ビル・ゴールドバーグ/ダグラス・スミス/エミリー・デ・レイヴィン/ロバート・カルプ
クリスマスイブの日、ニッキーは祖父から秘伝の書を見せられる。それによると「サンタは実はサタンであり、1000年前に天使との賭けに敗れ、虐殺を1000年間やらないと約束した。本来12/25は虐殺の日だったのだ」とあった。そして約束の期限は切れ、ヘルタウンの街へサンタがやって来る…
予告編
感想
さて本日はクリスマス・イブですね。これがどのような日か?というのは諸説あることでしょうが、本来の意味はサンタクロースが悪い子に天誅を与えて回る日であり、決してパーティしたりプレゼントを贈り合ったりするめでたい日などではありません。お祈りと小便を済ませたら後は布団の中でガタガタ震えているべき血の祝祭日なのです。ところがそんな恐ろしいクリスマスもハロウィンやバレンタイン同様に日本では大企業の都合のいいように曲解されて広められてしまい、商業主義に染まりまくってお祭り騒ぎのように歪められている嘆かわしい現状があります。それでも騒ぐゆとりのある人はいいでしょうが、私は12/24も25も26も27も28も29も30も毎年毎年仕事であり、何なら正月も仕事だったりする年も珍しくない。まあ今年の正月3が日は6年ぶりに休めるのでまだいいんですが、この繁忙期は本当にロクなことがないんです。今日も不機嫌なオッサンと電話でやり取りしててブチギレそうになりました。もうやってらんない。今のクリスマスと正月はもう時代遅れだと思うし、真の働き方改革を実現するためにも来年からは中止にすべきではないのか?
…と、このように溜まりに溜まった鬱憤を晴らすには、やはり血沸き肉飛び散る過激なスプラッターがなくてはいけません。
そんなわけで今年も例年通り、残業代代わりに支給されるクリスマスケーキ(※取引先に買わされている)を一人で貪り喰いながらクリスマス・スプラッターホラー映画を鑑賞しました。
恐ろしくマッシブなサンタクロースが人々をブチ殺して回るだけという非常にシンプルかつナイスな内容。これぞ正しいクリスマスのあるべき姿と言わんばかりの名作です。クソガキ共が爆弾プレゼントの箱を開けて爆殺されるシーンなど最高でしたね。
…ただ、オチでカップル誕生しちゃってるのは気にいらないかな。それすらも抹殺してこその血の祝祭日だというのに。本作は「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」などの超本格的サイコスプラッターホラーとは違ってゆる~いブラックコメディ的な味付けなので、少々物足りなくはあります。逆に考えればクリスマスの一家団欒にも程よくマッチする映画とも言えるので、過度な商業主義を嫌悪する健全な精神をお持ちのご家族にはぜひご覧になって頂きたいと思います。
コメント
両親×したヤローと並ぶサディスト院長が生き残ったのは許せなかったので、
2で弟がアレしたのにはとってもスッキリしました
まあ結局無力な既知外というだけなので兄共々射殺されてしまうわけですが…
と思ったらその後があったすごい
「ヘルブレイン/血塗られた頭脳」以降も無意味に続くシリーズ
2以降も興味はあったんですが、配信されてないし観るところまでは至らなかったですね。タイトル的にはもはや別物のような感じがします。