基本的にクソ映画と言えばプライムウェーブ、プライムウェーブと言えばクソ映画です。
しかし、今年はそれ以上に「動画配信のみ」というこれまでにない形態で日本に不法侵入してくるクソ映画が目立ちました。今後もそういうのがどんどん増えてくるかと思うと慄然としますね。今まで本国で葬り去られていたレベルのZ級映画まで観られるわけですからね。
というわけで今年は本数が多いので15位から発表します。
15位 動けば即死!
「スタンド」(旧ブログ)
クソ度:★
地雷踏みながらクソしてたことしか覚えてないです。
これはクソ映画&地雷映画のメタファーととらえてもいいんでしょうか?
14位 NETFLIXオリジナル
※ネットフリックスなのでアマゾンリンクなし「ネイビーシールズvsエイリアン」(旧ブログ)
いい加減だ度:★★
まさかネットフリックスがこれほどアレなものを出してくるなんて思いもしませんでした。私はもう退会してしまいましたが、その後どうなんでしょう?
13位 このロボット、人類の敵か?
「ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体」(旧ブログ)
便乗度:★★★
これぞお手本のような正統派の便乗クソ映画。
これぞアルバトロス。
これぞ詐欺ジャケ。
様式美の世界です。
12位 劇場公開作品
「ゾンビ・レックス~ジュラシック・デッド~」(旧ブログ)
腐乱臭度:★★★★
めちゃくちゃひでえと思うが、これでさえ10位以内には入賞できないクソ映画の層の厚さに改めて戦慄しました。
11位 その惑星は、〇〇の巣窟だった…!
「ジュラシック・サバイブ」(旧ブログ)
リサイクル度:★★★★★
例によって異常に安定したひどさを誇るジュラシック・何たらですが、これでも11位が精一杯という厳しすぎる現実。あり得ない。
10位 人類よ これで終わりだ
「インデペンデンス・デイ2019」(旧ブログ)
そびえ立つクソ度:★★★★★★
自主制作映画の分際で2時間越えという狂気の大量破壊型鬼畜残酷兵器。こんな恐ろしいものを買い付けてくるとは、さすが泣く子も黙るクソ映画のプロフェッショナル集団ことプライムウェーブ様だ!…と称賛せざるを得ない。まだまだ動画配信専門業者に負けてなるものかというプライドすら感じます。
9位 夢と現実が交差する
「ミッドナイト・フィアー」
しょうもない度:★★★★★★
ホラー映画と見せかけてわけのわからん幻覚に乗せたポエムを聞かされます。
邦題は「ミッドナイト・ポエマー」でいいです。
8位 カリフォルニアが、また消える
「エンド・オブ・カリフォルニア」
手抜き度:★★★★★★★
またもやクソ映画マニア御用達プライムウェーブ型ディザスターパニック。製作はアサイラムですが、多分プライムウェーブが発注して作らせているのでしょう。こんなもん作るなんてめんどくせぇやってられねぇという作り手の堕落した志がこれでもかと伝わってくる邪悪な逸品です。
7位 暴走モンスターを食い止めろ!
「ファング 怒りのモンスター」(旧ブログ)
時代遅れ度:★★★★★★★
一昔前なら午後のロードショーでさりげなく放映していて、たまたまそれを目にして呆れ返るというパターンにハマりそうなくそったれZ級モンスターパニック。別に不愉快な内容ではないが、出来の悪さは目を見張るものがあります。
6位 氷底監禁サバイバル!
「フローズン・ビロウ」
虚無度:★★★★★★★★
これに字幕付けた翻訳者の報酬はいくらだったんでしょうか?って考えてしまうぐらいセリフが少ない虚無系のクソ映画。「むなしさ」という点でコレの右に出るものはいません。
5位 ワタシトアソボ…
「ヘルガール」(旧ブログ)
つまらん度:★★★★★★★★
ただただクソすぎてコメントが何も思い浮かびません。
4位 標的は、あの中にいる!
「アサシンズ 極限の92分間」(旧ブログ)
苦痛度:★★★★★★★★★★
極限に辛い92分間を強いられるのはアサシン共ではなく視聴者の方であった、といういらんひねりの効いた精神的拷問映画。4位という半端な順位ではありますが、ツライという意味では間違いなく今年最強でした。題材そのものは悪くなさそうなのに、ここまでつまらない映画に仕上げることが出来るというのも凄い。造り手に才能がないのではなく、クソ映画を作る才能があると言うのが正しいでしょう。
3位 野生の怒りが爆裂!
「アメリカン・ビッグフット」(旧ブログ)
唖然度:★★★★★★★★★★★
ある意味リアルさを追求したような不自然すぎる作劇がクソ映画マニアをも唖然とさせた怪作Z級ビッグフット映画。かつての人気俳優がその高い演技力をいかんなく発揮してしまっているというアンバランスさを見ても非常に特異な糞映画と言えます。
2位 衝撃のSF・サスペンス
「アストロ」(旧ブログ)
毒電波度:★★★★★★★★★★★★
こいつはかなりの激ヤバ事故物件です。これほどまでにひどい映画はそうそう観られるものじゃない。一体誰がこの企画に金を出したのか気になってしょうがないくらいです。例年なら1位を獲っても全然おかしくないクオリティ。しかもこれにも落ちぶれたかつての有名俳優が出ているっていう逆アメリカンドリーム。
1位 決して創造してはならなかった…
「最強特殊部隊vs巨大タランチュラ」(旧ブログ)
Z級度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
実は2月の時点ですでにこの映画が栄光のワースト1に輝くのは10000%内定していました。もちろん袖の下を頂いたとかそういう話ではなく、純然たる実力によるものです。タイトルやジャケからの期待を裏切らない凄まじい異臭を放ち、最強の名に恥じないスーパークソ映画です。「アストロ」の登場には少し冷や汗をかきましたが、さすがに本作の牙城を崩すには至らなかった。全クソ映画マニア必見のケッ作と言えましょう。
プライムウェーブは相変わらず安定した高い打率をあげてくれましたが、残念ながら最上位勢に食い込むことは出来ませんでした。来年のご活躍に期待しております。
なお惜しくも選外となった作品としましては、
「エンド・オブ・アース」(旧ブログ)
「ファースト・コンタクト」(旧ブログ)
「プロトタイプ・マナ 制御不能」(旧ブログ)
「クワイエット・フィールド」(旧ブログ)
「エンドレス・ナイトメア」(旧ブログ)
「テリトリー・オブ・ザ・デッド」
「デッドトリガー」
「ユニコーン・クエスト」
コメント
どの記事にコメントしようかと思いましたがとりあえず「ヘルガール」の載っているこちらに・・ しかし、見事に私の見たことのない映画ばっかりですね、しかも量が多い。今後の参考にさせていただきます。あんまりクソ映画観たくないけどw
私は事前情報ほぼナシで手当たり次第に何でも観てしまうので、ワーストランキングが異常に充実してしまうんですよね。これを参考にするとしたら、むしろこれらは絶対避けた方が良いブラックリストってことに…
しかし切り裂きシンザさんはヘルガールの情報を能動的に求めてきたわけですから、心の奥底ではクソ映画のことを知りたがってるのかもしれませんよ。いや決してこの記事に載せたような映画はオススメしませんけども。