「デンジャラス・ゲーム 危険な復讐」 感想 ワークライフバランスとZ級映画鑑賞について考えてみる

概要

原題:This Old Machine
製作:2017年アメリカ
発売:配信のみ
監督:ブラッド・ギャリス
出演:ジャスティン・ギア, ダニエル・カンタベリー, ランス・ヘンリクセン

山奥へキャンプか何かにやってきたヴィントとその妻。しかし、そこで急病で倒れているランス・ヘンリクセンを発見する。ヴィントは病院へ連れて行こうと車を走らせるが、ランス・ヘンリクセンはなぜかヴィントの首を刺してくる。

予告編




感想


今日はワークライフバランスをテーマとしたセミナーを受講してきました。
事前に一週間分の行動の記録を取ってディスカッションしながら分析し、時間に対する意識を改善していきましょう!という本格的なやつです。


まあ、私は元々ワークライフバランスに対する意識は高い方だと思っていて、仕事は可能な限り効率化してとっとと帰って好きなことをしたい人間です。


…が、我が社の企業狂戦士共は全くその真逆なんですよね。極端な例を挙げると、出勤時間が午後11時で退勤が午後8時という時間超人がいました。なんと私より9時間も早く出てくるんです。その超人が言うには「早く来た方が邪魔な電話も来ないし、集中して仕事出来るんだ」とのことでしたが。早いってレベルじゃない。

さすがに前日のうちから出勤されたら笑うしかないですよ。午後11時なんて私の就寝時間ですからね。私の睡眠時間中丸ごと仕事に充てているという狂気。しかもその超人は夜中でも構わず私に電話してくるので結構辛かったです。私はただの人間なので…。何がそこまで彼を駆り立てたのか。私ごときには理解のしようもなく。彼は異次元の究極生命体なのだと考えるしかありませんでした。




とはいえ、うちの会社の中ではどちらかと言えば私の方が異端でした。昭和の体育会系企業なので「早く帰ったら負け」みたいな雰囲気を出してる人が非常に多いんです。私がいくら業務を効率化し、時短に励んでも誰もついてこようとしない。

かといって自分だけ先に帰るのもアレだから仕方なく他の人の仕事も引き受けるんですが、それでも彼らは帰ろうとしないで毎日毎日あっぷあっぷしている。

もはや仕事をするのが目的なのではなく、「我々は大変な仕事を抱えて苦しい思いをしているんだ!」という姿を見せたいだけなんじゃなかろうかと。もしくは帰ってもやることがないってだけなんじゃないかと。

どれだけ頑張って効率化しても手伝っても無駄なら、いっそ何もしない方がいいやっていう考えに行き着いてしまい、正直言って今の私は仕事に対するモチベーションが全然ありません。いかにして少ない労力で稼げるようになるかっていうのが資本主義社会で目指すべき姿なのに、あれだけ全力で逆行されてはどうにもならん。日本は最も成功した社会主義とはよく言ったものです。だから今はテキトーにほどほどにやってます。



…なので、本来は私なんぞよりもそういう漆黒のブラック狂戦士たちにこそワークライフバランスの何たるかをこれでもかとぶち込んで叩き込んでしばき倒して徹底的にホワイトニング&ブレインウォッシュしてやるべきなんです。

なのに、そういう人はセミナーの時間も作れないので結局私ばかりが時間に対する意識を向上させまくってしまい、ますます価値観が異次元の彼方に離れていくばかりなのです。



ただ、私は定時で帰る努力は惜しみませんが、それによって生み出された余暇を本当に有意義に使えているかと問われると、自信を持って「はい」とは言えないことに気が付いてしまいました。


私の趣味は映画鑑賞だから、とにかく早く帰って一本でも多く映画が観たいわけです。


それはいいんですが、本作は「こんなのを観ても何の意味があるのか…」
と悩んでしまうレベルのZ級ムービーでした。
つーかもうそろそろ「Z級」の下のカテゴリを作りたいんですが。
最近こういうの多すぎだろ。
まるで地獄の尻の穴が開いたかのようだ。

いや、あのランス・ヘンリクセンが出ているんだからそんなにひどいわけないだろうと思うでしょうが、完全にホームビデオ以下でした。
ポロニア以下でした。
ウンコでした。
全然意味分からんし果たして映画なのかどうかも怪しい。
もしかしたら「ドールズ 異質な同居人」と同じぐらいつまらんかもしれん。
他に何も言うことは無い。


今月はあまりにもクソすぎるZ級映画を大量摂取してしまい、ブログも迷走してきたし何より苦痛のあまり精神崩壊を起こしてしまいそうなので、明日からしばらくは品質が保証された超メジャーな娯楽大作を鑑賞して脳を癒していこうかなと思います。

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