SUBARUが日産自動車を超えた日



私はスバル車に乗っており、スバルの株主でもあるので、ほぼ毎日自動車メーカー各社の状況を軽くチェックしています。

すると、今日は日産の株価がなんと513円にまで下落。
ゴーンで揉め、経営陣は安定せず、これと言った新型車も出せず、赤字転落。そのうえ新型コロナウイルスで中国市場もダメ。踏んだり蹴ったりです。



これで日産の時価総額は2兆1681億円に。
スバルも最近は調子が悪いんですが、それでも時価総額はまだ2兆1975億円あります。(YAHOOファイナンス調べ)

まさか、かつてトヨタと覇を競ったほどの大メーカーが、群馬の弱小メーカースバルに時価総額で抜かれてしまう日が来ようとは…衝撃です。ブルームバーグでも速攻で記事にされていましたね。


私が投資を始めた頃、日産株は870円くらいで、高配当株として初心者に大人気でした。セミリタイアを夢見る私もまんまと高配当というエサにつられてろくに調べもせずに日産株を買ってしまったのです。しかもNISAで。


しかし、私が買ったとたんに日産は業績低迷を理由に減配を発表。870円だった株価はあっという間に750円台にダウン。いきなり株式投資の恐ろしさを痛感することになりました。あの状況で深く考えずに日産を買った私がアホだったのです。ちょっと調べれば、日産は容易には浮き上がれそうもない泥沼に沈みつつあることは火を見るよりも明らかでした。それに気づいてすぐに日産を損切りして米国株メインにシフトしたわけですが、もし私が日産ファンだったら今でも復活を信じて握りしめていたかもしれません。たまたま私がスバルファンだったから難を逃れたというだけなんです。

それにしても513円ともなると、去年かそれ以前の高い頃に買った人はとんでもない損失を抱えていることになります。おまけに減配どころかいつの間にか無配に転落しているじゃないですか。これはあんまりにも悲惨すぎる状況。高配当に釣られて買った人たちも今頃白目をむいて痙攣していることでしょう。この度はご愁傷様ですと言うほかない。

自動車株はもともと景気に敏感で浮き沈みが激しいものですが、今回の新型コロナ騒動でチャイナリスクの怖さが改めて浮き彫りになりました。スバルは北米メインなので中国の売上はほとんどないし、生産工場も中国には無いので難を逃れた格好です。まあ中国製部品が調達できない懸念はまだありますが、それでも比較的影響は少ない。つくづくツイてる。

まあ新型コロナの脅威は去ったわけではないので、これから市場全体が大暴落する日が来てしまうのかもしれませんけどね。

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