「デビルズツリー:根ざした悪」 感想(ネタバレあり) さっさと切ればいいのに

概要

原題:Devil's Tree: Rooted Evil
製作:2018年アメリカ
発売:アマゾンプライムビデオ
監督:Joshua Louis, Chris Alonso
出演:Maddy Curley, Eddie Kaulukukui, Roberto Escobar

ジャーナリスト志望のサマンサは、ある公園で恐ろしい曰く付きの木を見つける。恋人のロブと一緒にその木を取材することにしたサマンサだが、怪奇現象に見舞われロブの体に奇怪な刻印が浮かび上がる。サマンサはその木の元で数々の残虐な事件が起きていたと知り、超常現象対策チームを呼び寄せるが…

予告編



感想


どうでもいい話ですが、今年のお盆休みは一人でホラー映画を見ていただけで終わってしまいました。一体何をやっているんだ。gotoキャンペーンに乗っかってドライブ旅行でもすれば良かった。
まあ別にお盆休みじゃなくても一人でホラー映画観てるだけの人生ではあるんですが。
私の人生が充実するかどうかは選んだホラー映画の出来にかかっているというわけです。





で、今日見たのがこれ。
めちゃくちゃやる気のないジャケ絵…いや、フォントです。
タイトルにただのゴシック体を使うのはいかがなものかと。安っぽすぎる。
これも機械翻訳のZ級クズホラーかなあ…

…と思いましたが、意外とそこまでひどくはないんですよね。
もちろん良いわけではないんですが、一応最後まで見られたし「ブラック・ストーン」とか「エクソシズム・ライジング」などよりはいくらかマシな部類でした。ブロガー的には中途半端でネタにしづらい分一番タチの悪い作品とも言えますが…。




本作は実話ベースのホラー映画とのこと。
フロリダのどっかの公園に呪われた木が生えてて、そこでジェラルド・シェイファーなる実在のシリアルキラーが女性を殺害したことがあるらしい。まあそのシリアルキラーがメイン素材というわけではなく、この木の元では「そういう事件もあった」というだけにすぎませんが。

主人公サマンサはジャーナリストの卵で、魅入られたのか知りませんがその木に興味を持ってしまい関係者に取材を重ねることで無駄に被害が広まっていく。

過去にこんなひどい事件があった…という回想でそこそこエグイ殺人シーンが流れ、取材された人がなぜか悪魔に乗っ取られて自殺していく。目玉抉り出しやアゴ崩壊などスプラッター表現は結構頑張っていて好感は持てます。

しかし、それだけです。
クライマックスではいかにも百戦錬磨のベテラン風な超常現象対策チームを呼び寄せて除霊を試みるんですが、少し霊と意思疎通しただけで霊能力者がいきなりぶっ飛ばされてしまい、あっさり退散。何のために出てきたんすかね。結局何も解決してないし、サマンサは単なる好奇心でさんざん他人を巻き込んで不幸にしておいて自分だけ助かってやがるし何じゃそらって感じの結末でした。

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