概要
原題:A DEMON WITHIN製作:2017年アメリカ
発売:プルーク
監督:アユ・バンカー/ジャスティン・ラルー
出演:シャーリーン・アモイア/クリント・ハンメル/パトリシア・アシュリー/マイケル・エーラーズ/コール・クロフォード
アメリカで伝承される悪霊とエクソシストの都市伝説を描いた、ゴシック系ゴーストホラー。夫と離婚して新たな生活を始めるために田舎街に引っ越してきたシングルマザーのジュリアとその娘シャーロット。古風な趣のある古い家を気に入った2人だったが、そこには古くから家に棲みつく悪霊がいた…。(↑ゲオオンラインHPより)
予告編
感想
ゲオ先行レンタルのホラー映画。ゲオ先行作品を担当しているプルークさんは個人的にかなり信頼していて、なかなか残虐度が高くて面白いスプラッターやホラー映画の掘り出し物をよく見つけてきてくれる素晴らしい配給会社だと思っています。今年だけでも
「デッド・カーニバル」
「ゴースト・キラーズ」
「風鳴村」
「ザ・デア」
など残虐描写が際立つ良作を幾つも発売している。チャンスインだのアメイジングDCなどよりよっぽど良心的な会社です。ということで、プルークさんが発売しているゲオ先行ホラーは大体店頭に並んだらすぐに借りるようにしています。
ところが、本作はそんなプルーク発売作品としては珍しく全然ダメなやつでした。
まず邦題がよろしくない。
「怨霊の棲む家」って全く何のひねりもないうえに、
「エクトプラズム 怨霊の棲む家」という別のホラー映画のサブタイトルと丸かぶりしています。検索しづらくなるから他と被るのだけは勘弁してほしいんですよね。店ではまるで関連作品であるかのようにわざわざ両方並べて置いてありましたが、紛らわしいことこの上ないだけで何のメリットがあるのか分からない。
で、中身の方も何の芸もないただの「エクソシスト」の超絶劣化コピー。
2017年にもなってこんなのを撮ってどうしようというのか。
アマプラでひっそり配信されてるC級映画と同レベルの貧相な映像。
悪魔に憑りつかれた娘が人を襲っても残酷シーンはないし、
スパイダーウォークもしなければ緑色のゲロも吐かないし、
人間ドラマが特別面白いということもなければ、目新しい悪魔祓いが見られるわけでもない。神父の演技は酷いし。
テンポもスローすぎてあくびが止まらない。
かと言って観ていられないほど超絶酷いというわけでもないからネタにもならない。
どこも尖がったところのないただの凡作、いや駄作でした。
怨霊とか悪魔系の映画が観たいんだったら、アマプラで
「ホーム 呪われた家」
「ウィジャ・エクソシズム」
「インシデント デーモン降臨」
「ミッシング 少女の叫び」
あたりでも漁ればいいんじゃないかなと思います。
まあどれもつまんないんですけどね。
もしくは「アミティヴィル」シリーズのどれか。
まあこれらもつまんないんですが。
こうしてみるとアメリカの悪魔祓いとか怨霊系のホラーで面白かった試しってほとんどないな…
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