コクワの実(サルナシ)を採りに行ってみた

 




さて、この10月はこれから「ザ・ハント」「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」「ココディ・ココダ」「恐怖ノ黒電波」「VS狂犬」などなど、とても面白そうなホラー映画がこれでもかとたくさん劇場公開されます。


…しかし、私の棲んでるようなくそったれド田舎の小汚い映画館ではそんな最先端ホラーなど当然上映するはずもなく。毎日毎日飽きもせず邦画とアニメしかやっておりません。なので我々地方に住むホラーマニアは涙で枕を濡らしながら鬱々とした夜を過ごし、アマプラの低品質な謎ホラーで糊口をしのぐほかないのです。



だが、そんな不健全な引きこもり田舎生活を送っているばかりではいかんだろう…

田舎にも何かメリットがあるはずだ…


…ということで今日は、田舎者は田舎者らしく山に入ってコクワの実でも採りに行くことにしました。

コクワとはサルナシのことで、マタタビ科マタタビ属のツル植物です。





ちょっと郊外に車を走らせ、その辺の林道に入れば容易にサルナシが見つかり、うまそうな実をぶら下げています。ただ、本来は9月中旬から10月上旬に食べごろを迎えるものなので、10月末にもなると熟しすぎて既にブヨブヨのシナシナになっていました。まあ、ギリギリ食えないこともないかなといった鮮度です。果物は腐りかけが一番美味いと言いますが、このコクワの実もブヨブヨながら強烈に甘い。こんな甘い果実がその辺の山に自生していることに驚きました。





↑サルナシだけではなくマタタビの実も見つかりました。
齧ってみるとこれも似たような味で、甘くはないけどまあ食べられなくはない。
取って帰ってネコに与えてみたいところですが、こちらもブヨブヨですぐ腐りそうなのでやめました。




↑こちらは山葡萄。
味は良いものの、種ばかりなので食べにくい。
そのまま食べるより焼酎に漬け込んでおくといいとか。
まあ面倒なので私はやりませんがね。
それにしても、手の届かない高いところにばかりこれでもかとフサフサ実っているのが腹立たしい。
まさに童話の「すっぱいぶどう」そのものでした。





↑取ってきたコクワの実。
大きさは1センチくらいです。
これを包丁で切ると…




↑断面はキウイフルーツそのもの。
味もキウイそっくりです。
キウイなんぞニュージーランドでしか採れない遠い異国のフルーツなのだと思い込んでましたが、その辺の山でも似たようなものがいくらでも生えてるというのが面白い。




↑それなりにたくさん採ってきましたが、どれもブヨブヨで食感がよろしくない。
甘いことは甘いんですがね。
もっと早く行けばよかったな…

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