概要
原題:CYBER BRIDE
製作:2019年イギリス
発売:アマゾンプライムビデオ
監督:ルイーザ・ウォーレン
出演:レベッカ・フィンチ/アンドリュー・ホリングワース/クロディーヌ・ヘレン・アウモ
妻を暴漢に殺されたリックは、最近流行りのサイボーグ妻を発注することに。snsや動画データから生前の妻を精巧に再現し、見た目だけでなく性格すらそれは妻そのものであった。いや、そうでもなかった。なんかよくわからんうちに暴走を始めたサイボーグ妻は次第に手に負えなくなっていくのであった。
予告編
感想
グオオオオ…ナニコレ…
恐ろしく酷い…
いくらクソ映画マニアでもこれは…!
いや~しかし、最近アマプラで何か観ようとして挫折することが多かったから今日はどんなにいかれた映画でも絶対に最後まで観るぞ!と意気込んで再生ボタンを押したらここまでの逸品を診せられるとは…。
え~内容は、妻を暴漢に殺された夫リックがサイバー何とか社のCMで
「愛する人を改良したうえで取り戻せるのです」
と宣伝されていたサイボーグを購入したらなんかやばいことになる、みたいな話です。
どうでもいいけど「サイボーグ」って人間を改造した半機械人間のことだと思ってたんですが、本作は普通に100%機械で出来たロボットです。まあどっちでもいいけどさ。しかしこんな超低予算のZ級映画でそんなかっこいいサイボーグなんか出せるわけもなく、普通にただの大根役者がカッと目を見開いてわざとらしい大根演技をすることによってサイボーグっぽい感じを出そうとしております。痛々しくて正視できないっていうか最初のサイボーグの顔が怖すぎる。
当然ですがサイボーグ妻なんてものが普及しているわりには全くと言っていいほど近未来感もありません。あの程度のサイボーグなら現代の技術でも何とかなりそう。でもあんなポンコツを売りつけてもどうしようもないですよね。VR空間の中で仮想妻でも囲っていた方がマシです。どうでもいいけど、この映画でサイボーグは結構出てきますが全部女性型なのはなんででしょう。ポリコレ的に問題はないのか? まあ監督は女性のようですが。
リックがポンコツサイボーグを購入して組み立てるところもかなりじっくりと時間をかけて見せてくれますが、んなもん見せられてもヒマとしか言いようがない。監督は一体何を考えているのか。
「おめでとうございます
バーコード読み取り成功です」
って何だよ。
今どき通販でサイボーグを買っても自分でバーコードを読み取ったり自分で組み立てたりしなきゃいかんのか?
めんどくさすぎるしそんなシーン見せなくてもいいですよ。
しかし、これが実は伏線にもなっているから驚きです。
なんやかんやで飼い犬とかお客さんを襲ったりして暴走を始めるサイボーグ妻。
サイバー何とか社にクレームをつけなければ…
いや、その前にオンラインヘルプで対応策を調べるか…
ということで出てきた対策が動画で説明されます。
「最終手段はバーコードリーダー。
スタンガンとして使えます。
モデルは一時停止し設定も初期化されます。
一度しか使えないのでご注意を」
これを聞いたリックはバーコードリーダーを構えてカクカク動く大根役者サイボーグ妻と決死のバトルを繰り広げるのだ!!
いや~何ですかこのシュールすぎる絵面は?
マヌケすぎて逆に楽しくなってきました。
つーかなんでバーコードリーダーなんですかね。
通販で買ったものなのにバーコードを読み取る必要があるのも分からん。
ちなみに、ラストはリックがトイレに行って終了です。
それが何を意味しているのかって?
知るか!
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