概要
原題:CLINTON ROAD
製作:2019年アメリカ
発売:アマゾンプライムビデオ
監督 スティーブ・スタヌリス
出演 エース・ヤング/ケイティ・モリソン/ジェームズ・デベロ
アメリカで最も呪われた場所と呼ばれるクリントン・ロード。そこで行方不明になった友人を探して若者グループがやってくる。しかし、夜中になって現れたハゲのオッサンに一人また一人とやられていくのであった…
予告編
感想
アマプラ配信のZ級ゴミクズホラー映画。
imdbによるとこれでも製作費250万ドルで劇場公開までしたらしいんですけど、本当かなあ…。今までimdbの情報を信じてきたけどこれに関しては虚偽としか思えないんですが。250万ドルどころか250万円かかってるかどうかも怪しいよ。それとも興行収入250万ドルかな。それでもあり得ないけど。
たった77分しかないのにいつまで経っても終わってくれないと感じるほどダルい。体感だと3時間以上はあるのでそのつもりで観た方が良いでしょう。
タイトルからしててっきりヒラリー・クリントンが大統領選挙に出馬するまでを取材したドキュメンタリー映画かなと思ってたんですが、普通にクリントン・ロードという心霊スポットが実在するようで、本作も一応実話ベースということになっています。
まあ実話と言ってもそんなもん真に受けるような純粋な人はそうそういないと思いますが、要は心霊スポットに来ちゃった若者グループが霊に怯えながら右往左往してるだけの内容です。しかも出演者の演技が無茶苦茶酷い。
そのうえ心霊ホラーと言っても本作の場合、その心霊がスキンヘッドにサングラスのいかついオッサンなんです。どっからどう見ても心霊には見えないんだよね。しかも普通にハンマーで殴り掛かって来たり、若者を拉致ってどっか行ったり、頚椎をひねって攻撃してきたりするのでなおさら心霊っぽさが皆無。全部物理攻撃じゃないの。
まあでも、よく考えたら心霊が襲ってくるよりもハゲのオッサンが襲ってくる方がよほど怖いと言えます。こんなんなら最初から心霊ホラーなんかにしないで殺人鬼ホラーにした方がまだマシだったんじゃないでしょうか。それともあれは霊にとりつかれたオッサンなのか。それならそれでそういう描写がほしいけど、何か見逃したかな…
この映画で唯一面白かったのは序盤で何の脈絡もなくエリック・ロバーツが出てきて「エリック・ロバーツだ」と雑に自己紹介してそのまま去って行ったシーンですね。別に名乗らなくても分かるんだよね。一体何しに来たんスかね。Z級映画製作者はとりあえずエリック・ロバーツに声をかけてカメオ出演してもらうのが慣習になっているとしか思えないんですが。Z級映画界のヌシと言える存在、それがエリック・ロバーツ。
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