「サイレント・ロッジ 隠された闇」 感想 トラバサミだけはおいしい

概要

原題:Silent Retreat

製作:2016年アメリカ

配信:アマゾンプライムビデオ

監督:エース・ジョーダン

出演:ドニー・ボアズ/レベッカ・サマーズ/ダニーロ・ディ・フリオ


社員研修旅行でどこかの森のロッジにやってきた若者と中年たち。部外者の恋人を連れてきたり、最初の会議からサボる奴が出るなどゆるい雰囲気の中、女性社員1名が出かけたまま帰ってこない事案が発生。実はそのロッジは元精神病院で、管理人は昔そこにいたやばいやつだったのだ…


予告編

感想






ク…クソ映画だ!

クソ映画が出たぞ!




M  I  D  N  I  G  H  T

  R E L E A S I N G




7名の男女が社員旅行でどっかの森のロッジにやってくる。

だがそこは元精神病院で色々すったもんだする話。



最初の1時間くらいはほとんど何も起こらなくて、研修有りの社員旅行なのに部外者の恋人を連れてくるようなビッチどもが羽を伸ばしてダラ~ンとしている様子を長々と見せられます。これが「ロスト・ジョーズ」並みに虚無的でつらい。



そんな中、主人公の男(名前忘れた)が子供の幻覚を見たり、回想でその子供がやばい奴だったことが何度か示されます。何がどうやばいのかはよくわからん。この主人公も社員旅行なのに女性社員と相部屋になってたりと色々アレな会社です。



彼らがダラダラしているうちに、女性社員一名が外出したまま戻ってこない事態が発生。でもなんだかんだ理由をつけてなかなか探しに行きません。まあ仲悪そうだし別にどうでもよいのでしょう。それはそうと女性社員たちの名前がぐりぐらみたいな感じで異常に紛らわしく、誰が誰だかよく分からなくなります。



それにしてもあまりにも何も起こらなさすぎるので、もう見るのをやめてセーターの毛玉取りでもしようかと思案していると、ようやく画面に動きが。主人公がビッチの彼氏とモメて取っ組み合いのケンカを始めてしまう展開。コップ一杯の白湯に醤油一滴垂らしたくらいの味つけ。



で、彼らが地べたでマウントをとったりとられたりしているといきなりトラバサミが発動。ビッチの彼氏が頭部を挟まれて死亡…という、ちょっとだけ愉しいショックシーンが拝めます。特殊効果を使うほどカネがなかったようなので裂けたり潰れたりはしてませんが、まあ…まあ本作唯一の見どころでした。本筋とはあまり関係ないけど。



で、終盤で主人公は実はやばい奴でした~っていうどんでん返し的な仕掛けが発動するわけですが、別に何の必然性もないので全然驚けない。主人公はかつてそこの患者だったのだ…ネタをやるなら、そのロッジにやってきたのは誰かの陰謀だったとかそういうサスペンス要素が必要だと思うんですよ。あるいは主人公に子供の霊がとりついてたのかもしれませんが、よくわからんし別にどっちでもいいや。そんなことよりトラバサミのようなショックシーンをもっと充実させてほしかったかなと思いました。


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