概要
原題:S.O.S. SURVIVE OR SACRIFICE
製作:2020年キプロス
発売:アルバトロス
監督:ロマン・ドロニン
出演:ウィリアム・ボールドウィン/ジャーニー・カスパー/マリアナ・ロセット/クセニア・ピンチ/ザック・ローズ
どっかのリゾートホテルにやってきたケイトとリズの姉妹。ケイトはクラブで知り合ったミラと男2名に誘われ、熱気球に乗ることに。だがロープをつなぎ忘れ、風に流された気球が風力発電の風車に接触。男2人が落下し、残されたケイトとミラは地中海上空を彷徨う羽目に陥る。
予告編
感想
アホな男女4人が熱気球に乗ったらコントロール不能に陥って遭難してしまう話。珍しくジャケ絵のシーンもバッチリありました。
どうでもいいけど、いつものようにプライムビデオで観ようと思って検索したらアマゾンの余計なお世話機能のせいで何をどう頑張っても「スカートハンガー」で検索されてしまい、ひたすら衣紋掛けがずらずら表示されてしまう嫌がらせに遭ってキレそうになりました。わざわざプライムビデオカテゴリで検索してるんだから衣紋掛けのわけがないでしょ!!
…おかげでこの作品がプライムビデオにあるのかどうかもよく分からなかったので、仕方なくゲオまで出向いて借りてきました。
しかも、そこまで無駄な労力を費やしたのにいまいち微妙な作品でした。
オープニングでいきなり主人公のケイトとミラが海で漂流している映像が入るのですが、それってもしかしなくても熱気球が墜ちた後の状況じゃないですか。確かに時系列を入れ替えて危機的状況時のシーンをオープニングに持ってくるのはよくある手法ではあります。
しかし、だからってこりゃあないですよ。こっちは「熱気球が制御不能に陥って空で遭難する映画」だと思って鑑賞し始めたのに「墜ちた後の状況」を先に見せてしまってどうするのか。これじゃあ空で何が起ころうともどうせ着水するのが分かってるんだからスリルもくそもなくなってしまう。
また、遭難するケイトとミラと男2名はなんかもう…何だろう。細かいところは省略するとして、まず気球が風で流された時に「ロープでつないでいなかったのか!?」とパニクり始めるわけですが、それって係留フライトのつもりがうっかりフリーフライトになってしまったってことでしょうか。まあ相当うっかりしてないと本作のようなシチュエーションにはならないだろうから別にいいんですけど。
そして男2人はものすごい雑に落ちて死んでいきます。せっかくの気球なんだからもうちょい高所の恐怖を煽って欲しいんですがそういう演出は全く無し。非常にもったいない。
というかわりと早い段階で高度は下がってしまい、地中海のすぐ上をフラフラするというあんまりスリリングでもない状況。落ちても大丈夫そうじゃんか。ケイトとミラは2人そろってカナヅチなので落ちたら死ぬー!と過剰な悲壮感を漂わせていますが、それなら最初から海上を寄る辺なく漂っていた「オープンウォーター」とかの方がよっぽど過酷な状況だったと言えます。泳げないったってボンベに捕まってれば浮いていられるわけだし。なぜそこにサメを登場させないのか。
で、後半ではリゾートホテルに置いてけぼりにされたケイトの妹リズが米国大使館を巻き込んでケイトを探し、地中海にゴムボートで漕ぎ出します。
しかし、勝手に拝借したそのゴムボートには大きな穴が開いており、空気が漏れ出していました。このままでは沈んじゃう!という致命的な状況に。
まさかの姉妹揃って二重遭難か?
と思ったらリズはニヤリと笑い、大使館の人からスマホを奪ってゴムボートの穴へズブリ。
無事に穴が塞がって姉の捜索に戻れましたとさ。
…
…
…
…
…は?
コメント
100%一致する商品を一番上に出さない意味が分かりませんよ…
スカートハンガーだけでなく女性用下着まで検索結果に出してくるし…
あと、アマゾンには1本2万円もする高級ハンガーが売ってるというムダ知識まで得られました。