概要
原題:Dr.Jason
製作:2022年ギリシャ・ドイツ
配信:アマゾンプライムビデオ(George Tounas Films)
監督:George Tounas
出演:George Tounas/Luise Hasse/Silvana Synovia
精神科医で元軍人のジェイソンは、自暴自棄になった女性に誘われ、悪魔に取り憑かれた妹を助けようとするが、パラレルワールドの命がけの旅に巻き込まれることになる。
(↑アマゾン商品紹介より)
予告編
感想
アマプラ配信の謎映画。
私がいつも観ている謎映画は大抵テレビ映画のローカライズですが、今月はなぜかそういった作品の配信が全く無いので仕方なくこんな得体の知れなさすぎるディープな謎映画に手を出す羽目に。日本でこんなのを有料配信しても誰も観ないんじゃないですかね。本作は自主制作映画で、配信しているのも製作者のジョージ・トゥーナス本人。何者かは知りませんが、製作・監督・原案・脚本・アートディレクター・主演全部を一人でこなしているようです。
内容は、精神科医のジェイソンのところにある女性が「引きこもった妹が虫を食べたり尿を飲むようになってしまった」と相談にやって来る。妹本人に会いに行ってみると、極太の眉毛を持ち、野太い声でラテン語とかをしゃべる悪魔に憑りつかれていた。ジェイソンは神父や占い師に相談して対処しようとする。…みたいな話だったかと。
字幕が機械翻訳なのでなかなかわかりにくいです。アマゾンや公式の説明を読むとパラレルワールドものらしいのですが、正直そこまで理解できませんでした。クライマックス?ではジェイソンの前に悪魔ルシファーが現れて取り巻きの女たちと共に何だかんだ脅迫というか思わせぶりな会話をして、ジェイソンがチンピラを蹴り飛ばして終了。何がどう解決したのか全く分かりませんが、妹さん正常に戻って良かったですね…と思ったらそうでもないエンディング。というか内容よりも尺が48分なのにエンドクレジットが10分間もあることに一番驚きました。
序盤はそれなりに「何をやらかしてくれるんだろう」というワクワク感はありました。誰も観てない映画を観る醍醐味ですね。しかしどうも観念的で宗教的な気取ったノリについていけず、あまり楽しめませんでした。まあ、アマプラ謎インディーズ映画の中ではそこまで支離滅裂でも退屈でもないし、相対的にましな部類だったとは思います。
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