概要
原題:A Predator Returns/Stalker's Prey 3
製作:2021年アメリカ
発売:メニーウェル
監督:コリン・ゼイズ
出演:ヒューストン・スティーブンソン/レイア・シノット
友達と立ち入り禁止の灯台島で夜遊びをしていたコートニーは、サメに襲われてしまう。危ういところを通りすがりのイケメンであるデビッドに助けられる。それをきっかけにコートニーはデビッドと付き合い始め、父親に紹介するほどの関係になる。だが、デビッドの正体はかつての恋人アリソンの幻影を求め続けるサイコサメストーカーこと”ブルース”であった…
予告編
↑公式予告編が「ビギニング」とのニコイチだからサムネが前の記事と同じになってしまいました。
感想
サメストーカーシリーズ最新作。
完結編かなと思ったけど、まだまだ続編を作りたそうなオチに見えましたね。
未回収の布石もあるし…
本作を観て今さらの事実に気づいたのですが、「サメストーカービギニング」のブルースと「サメストーカー(無印)」のダニエルは同一人物でした。発売順が入れ替わったり間が空いたりしてたのと、演じる役者が全然似ても似つかない別人だったことからてっきり別のキャラクターなのかと思い込んでました。「ビギニング」の感想記事では実にテキトーなことを書いてしまってお恥ずかしい。
まあそれはさておき、本作も前二作と全く同じような「サメから助けてくれた彼は最凶サメストーカーだった…」というさすがにマンネリ感ありまくりの導入なうえ、実際のところサメの出番もシリーズ中で最も少なくなっています。2回ほど死体処理係をしただけでサメ映画と言い張るのもなかなか苦しいのではないか。あと、毎回思うんですけどサメが小さいんですよね。
しかし、それでも、本作はシリーズ中最もエキサイティングな作品となっています。導入こそいつも通りですが、今回のヒロインであるコートニーはチョロいというか男を見る目がないというべきか、ブルースがストーキングするまでもなく逆に積極的に「あんたは私のもの」などと迫ってしまったりする大マヌケ。これにはブルースも大歓喜。
ブルースがその外面の良さを保ち続けられれば普通に幸せな結婚っぽいところまでいけそうな雰囲気はあったものの、やっぱり最凶サメストーカーなので無駄にサメについて熱く語ってしまった揚げ句の失言でサイコ野郎だとバレてしまう。その辺までは何となくブルースを応援してしまう不思議。シリーズ3作積み重ねてなかなか味のあるキャラクターに成長しましたよ、ブルースは…。
コートニーの母親(シングルマザー)がろくでもない男ばかり捕まえてしまうので、コートニーが「ママがネットで出会う男はクズばかりなの…」とサメストーカーブルースに愚痴るという伏線が後半で回収された時は笑いを禁じ得ませんでした。母娘揃って一体何をやっているのか。と、笑いに走っている内容でもありながら、終盤ではコートニー側の被害も相当甚大なものとなり、命は助かってもハッピーエンドとは言えない苦みを残すエンディング。サメ要素の薄さを差し引いてもサイコスリラーとしてそこそこ面白い。更なる続編の登場に期待したいと思います。
コメント
テレビ世界まる見えで、面白いダメホラー映画というのを紹介しておりました。ご存知だとは思いますが。
バーデミックとかいう……セミマゲドンレベルのやつです。
岩石さんのことが頭に浮かびました。
恋でしょうか。
え、世界まる見えってまだやってるんですか?夜はあまりテレビ見ないから知らなかった…。
バーデミックですか…この前ツイッターでも話題になってましたね。見たいのは山々なんですが、日本に入ってきてない作品にまで手をつけ出すとキリがないのでいつかローカライズされるまで待ちますよ。ところでその感情は「恋」ではなく「変」ですよ、多分。
遂に札幌でもウィジャシャーク2が上映されるらしいですね!
世も末ですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/笑
感想をお待ちしております(゜-゜)(。_。)
どうもこんにちは。
そうなんですよ、サツゲキもこの前まで経営危機だったのに一体何をやっているのか笑
是が非でも観たいと思っていますが、1回限りの上映みたいなんで行けるかどうかまだちょっと不安ですね。