「アルマゲドン2022」 感想 実はアルマゲトン

概要

原題:MOON CRASH

製作:2022年アメリカ

発売:プライムウェーブ

監督:ノア・ルーク

出演:ジェレミー・ロンドン/タイラー・クリストファー/ジャミソン・ジョーンズ/ポーリーン・エガン/ジェニー・トラン/アレクサ・マリー・アンダーサン


月面の鉱石採掘基地で事故が発生。断層が崩れ、無数の破片が隕石となって地球に飛来した。ロンドン、サンフランシスコなどの大都市が壊滅。最大の隕石はマンハッタン島と同レベルの大きさで、激突すれば人類は滅亡する。そのタイムリミットは12時間だ。国連軍が核ミサイル攻撃の準備を進める中、宇宙開発会社のスティーヴたちは、強力な電磁パルスで隕石の軌道を変える作戦を立案。月面基地にいる兄の宇宙飛行士ローガンと共に、世界を救うための戦いを開始するが……。

(↑プライムウェーブHPより)

予告編

感想



毎年恒例パチモンアルマゲドンシリーズ最新作。

と言いたいところですが、本作の原題は「MOON CRASH」であり、明らかに「ムーンフォール」のパチモンです。まあムーンフォール自体がアルマゲドンと大して変わらないと言えばそうかもしれませんが。さらにプライムウェーブのHPには


《隕石パニック》の金字塔『アルマゲトン』シリーズ最新作!!


などと記載されており、いつもながらそのテキトーでやっつけな仕事ぶりに感心してしまいます。何だ、アルマゲ㌧って…気が抜ける響きだなあ。ジャケ絵もいつも以上にあっさりした手抜きコピペ感。しかもアマゾンの商品ページにはその商品画像すらない状況だし。ついでに言うと最近のプライムウェーブ配給作品はアマゾンプライムビデオで全然配信してくれないんですけど、どうしてなんですかね。



それはさておき、内容の方はこれまたいつも通りくそつまりません。アサイラムだし全然期待していなかったとはいえそれにしてもくそつまりません。月の破片が地球に落下しそうだから何とかしないと!っていう話で特に新鮮味はなく、例によって科学者とか宇宙飛行士がのべつまくなしにしゃべりまくることで尺を稼ぎまくっています。



一見テンポよく感じられなくもないけど、話してる内容に全然中身がないから耳を素通りしていくばかりでどうでも良くなってしまう。そんなね、「コバルトが電磁パルスのファンデルワールス力で膨張して電磁パルスが発生して分子が水のようにイオン化してアーク放電して収縮して電磁パルスが云々」とか捲し立てられても困るんですよ。いつも思うけど電磁パルス好きすぎだろうよ。



ただ、いつもだと地上で揉めてるだけなのに今回はちゃんと宇宙でも揉めてるし、月の破片が地球に降り注ぐスペクタクルシーンも一応存在するので、アルマゲ㌧シリーズとしては平均点より上と言えなくもなかったかもしれません。


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