概要
原題:Snatched from Mommy/A Mother's Fury
製作:2021年カナダ
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督:ダヴィド・ラングロワ
出演:チェルシー・ホッブス/ステファニー・クリー/ジェームズ・ニート
人気作家のリジーは出産を機に本業を休止し、代わりに育児ブログを始めることに。だが、”厳しめママ”なるハンドルネームの人物から誹謗中傷の連打を喰らってしまい、そのうえ私生活の盗撮までされてノイローゼ気味になってしまうのだった。
予告編
感想
毎度おなじみリールワンのテレビ映画。
またしても有閑マダム向けの劣化火サスを観てしまいました。
どうでもいいけどめちゃくちゃテキトーな邦題ですなあ。
内容は、セレブ作家が育児ブログを始めたらハンネ”厳しめママ”なる人物にしつこく誹謗中傷をされるようになってしまうというもの。めっちゃくだらねぇー…というか別にそんなにシリアスでもないような気がします。
結局のところママ友間のドロドロした妬み嫉みから起きるネチネチした嫌がらせを描いているわけですが、とにかく非常にしょーもない。主人公リジーは例によってプール付きのとんでもない大豪邸に住んでるスーパーセレブ作家。オシャンティーな室内空間に目を見張ります。愛車も北米セレブ御用達(?)のレガシィ・アウトバック。
なので、荒し投稿を繰り返すだけの”厳しめママ”なんて痛い人物はさっさとブロックしてスルーすればいいだけなのに、なぜかリジーはウジウジグダグダと深刻に悩み続けます。本業でも著作の批判を浴びることが多々あるだろうに、そんな豆腐メンタルで作家なぞやっていられるのでしょうか?
犯人は当然リジーの親友2人のうちどちらかしかあり得ませんが、それはまあ別にどっちでもいいのかなと。上辺は仲良くしていても何かあれば即疑いの目を向ける程度の関係でしかないし…。そのうえジャケ絵(サムネ)を見れば容易に容疑者は絞り込まれてしまう。これで旦那が犯人だったら一周回って面白かったのに。
そんな感じなので内容は本当にどうでもいいんですが、そんなことよりリジーが抱いてる赤ん坊エバンがしょっちゅうデク人形と化しているのが非常に気になって仕方がない。まあね、こんなしょうもないテレビ映画で本物の赤ん坊に余計な負担をかけるのはよろしくないとは思うんですよ。とはいえあそこまで露骨に人形ばかり抱いてるところを見せられると、実はこのリジーという女性は不妊に悩みすぎて人形を本物の赤子だと思い込んでいるサイコな人なのではないか?とか余計な想像を膨らませてしまいますね。
なので、この手のテレビサスペンスで赤ん坊を出演させる時は無理せずCGにした方が良いのではないか。そんな風に思いました。
「シリアス・トラブル」(Amazon Prime Video)
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