概要
原題:Cheer for Your Life
製作:2022年アメリカ
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督:ジャレッド・コーン
出演:グレース・パターソン/アリソン・マカティー/マリサ・リネア・ハンプトン
イースト・リッジ校に入学したシンディは、伝統あるチアリーダー部へ入部したものの、正式な部員になるには“試練の1週間”と呼ばれる入会式に耐え抜くことが習わしだった。初日、シンディら6人の新入部員は、‟試練”と言う名の悪ふざけで、フィオナら先輩部員たちから消火器を噴射されてしまう。汚れたシンディらはシャワーを浴びるために部室に戻ると、そこには冷たく横たわる先輩部員の一人、リサの姿があった。少女たちに降りかかる恐怖と苦痛と過酷な試練。身も心も汚されていく女子高生たちと、チアリーダー部に隠された恐ろしい真実が明かされるサスペンス・スリラー!
(↑アマゾン商品紹介より)
予告編
感想
毎度おなじみジャレッド・コーン監督&ReelOne製作のサスペンス・スリラー。脚本は「シリアス・トラブル」の人。
チアリーディング部に入部した新入生たちが先輩からの異常なシゴキを受け、死人が出たり顧問が襲撃されたりといったおかしな事件が起きる。
正直なところ全然面白くありません。ジャレッド・コーン監督作品はよく見ていますが、いつにも増して面白くなく見ていて苦痛しかないレベル。コーン野郎にしては登場人物が多すぎて扱いきれなかったのではないかという印象を受けます。誰が誰だかよくわからんし序盤から全然話についていけません。それでも食らいついていきたくなる個性や面白味があればがんばれますが、そんなもん何もないので話に乗れないままボンヤリ眺めることになってしまいました。
チア部で殺人が…!と言ってもテレビ映画なので殺害シーンはない。チア部員のアクロバティックな練習風景以外には特に目を引く要素は何もなし。ただチア部の女の子たちはみんなバク宙できて当たり前で動きだけは普通にレベルが高いので、もう90分間全部ただの練習風景にしてもらった方が楽しめたのではないかと考えられます。
そんな新入チア部員を襲う「試練の一週間」とやらですが、あれは柔道部物語のセッキョーみたいな代々受け継がれる理不尽な伝統ですよね。日米問わず体育会系の部活にはよくある話なんでしょうかね。私も一応小中高と体育会系の部活だったんですが、そんなもん全く何もなかったなあ。強豪じゃないとないのかな。
このチアリーディング部の裏の顔は実は…!みたいな展開がクライマックスで用意されているものの、非常にありがちで他作品でも見たことがあるようなネタ。チア部ってアメフト部のためだけに存在するような部なんですかね。あれだけ動けるんだからそんなとこさっさと辞めて体操でもやればいいのにと思いました。
最も印象に残ったシーンは新入生イビリの一環で行われていた「ハチミツ一気」でしたね。400mlくらい?のビンに入ったハチミツを一息に飲み干させるっていう。一体どのくらい苦しいもんなのか微妙によくわからない謎イジメでしたが、甘いものが好きなら案外平気なんでしょうか? 喉に詰まったり血糖値スパイクが起きるリスクもありそうですが、それさえ我慢できればおいしいだけなのかもしれませんね。
コメント
コロナの高熱でオブラート溶けましたか?
岩石さん節が戻ったようでなによりです。
年末のベスト、ワーストも期待しております!
ありがとうございます。コーン君はベテランのわりに中途半端なクソ映画が多くてなあ~。今年もクソ映画ソムリエ爆選のワーストにご期待ください。