概要
原題:Skin Creepers
製作:2018年ドイツ
配信:Botchco Films
監督:Ezra Tsegaye
出演:Nicolás Artajo, Barbara Prakopenka, Dieter Landuris
売れない映画監督2人がエロティックな映画を撮ろうとするが、主演女優が悪魔に取り憑かれ、撮影は生き残りをかけた戦いになってしまう。
(↑アマゾン商品紹介より)
予告編
感想
ドイツ製のホラーコメディ。
ポルノ女優に憑いた悪魔を祓おうと製作者と霊媒師がドタバタする話。
ドイツ製だけあってスプラッターはかなり派手で、まるで経絡秘孔を突かれたかのように人体が内部から爆裂する様を楽しめます。謎映画の中ではクオリティそのものはわりと高い方だと思います。
しかし、本作最大の難敵は字幕です。日本の配給会社を介していないアマプラ謎映画にありがちなぶっ壊れ機械翻訳ですが、ドイツだからか何なのか分かりませんがいつにも増して混乱と笑いを誘うカオスな字幕になっています。
特に目につくのは
「あそこの部屋を借りたいんですが、あそこの部屋を借りたいんです」
のように同じ内容を不自然に繰り返すセリフがやたらと多いことですが、同じ内容を不自然に繰り返すセリフがやたらと多いことです。アマプラは今のままではいけないと思います。だからこそアマプラは今のままではいけないと思っている。毎日でも観たいということは、毎日でも観ているというわけではないです。
ご飯を食べながら見ていたのであまりメモれていないのですが、
「ケツは鍵すら握っていない」
とか
「キャスティングの肉汁」
とか意味不明な…いや、セクシーなセリフの連発にまるでついていけません。とはいえストーリーそのものは単純な方なので大筋を掴むのにさほど問題はありませんが。
謎字幕は後半へ行くにつれエスカレートし、一見シリアスっぽいシーンでも
「かなり無害そうだなw」
などと草を生やし始める始末。どう考えても機械翻訳クオリティだが原文でも草を生やしているのだろうか。というかドイツ語で草を生やす文化があるわけないので、もしかしたら日本人が翻訳しているのかもしれません。こんな映画誰も見ないと思って悪ノリしたのでしょうか。
さらに終盤ではなんと顔文字まで駆使し始めます。さすがに外国映画の字幕で顔文字を見たのは初めて。顔文字付きの脚本だったの? 本当は控えるべきなんでしょうが思わず写真を撮ってしまったのでご覧ください。
↑おぼろげながら浮かんできたんです。
(゚ ∀゚)という顔文字が!
「潜る(Skin Creepers)」(Amazon Prime Video)
コメント
謎映画を観るときに、目を閉じるとよく眠れるんですよ。