人工知能にサメ映画の企画を考えさせてみた


最近、世間ではChatgptという人工知能が大評判となっています。

東大も「人類はすでにルビコン川を渡ったかも」とか言ってるし、もうすぐホワイトカラーやクリエイター等の職業は人工知能に奪われるそうです。私もいつそうなってもいいように体を鍛えておこうかなと思っています。まあ肉体労働の仕事もロボットに取って代わられるのかもしれませんが。それならそれで早く人類が何も仕事しなくても遊んで生きていける世の中になってほしいものです。



しかし、Chatgptとは本当にそこまでスゴイのでしょうか?

ということで試しに使ってみました。

せっかくだから新しいサメ映画の企画でも作ってもらおうかなと思いますが、いきなりふざけるのも何なのでまずは真面目な方向性で考えてみます。




想像以上にマトモな回答です。
すでにこの時点でシンギュラリティみを感じます。
このまま内容も考えてもらうことにします。




こ…これは!?
めちゃくちゃどっかで聞いたことのある内容では?
Chatgptとはしょせんポンコツパクリ野郎なのか?





「混同していた」という言い訳を使うあたりが人間臭くて良いといえば良いですね。
とはいえアカデミー賞には全然興味ないし、真面目な方向性のサメ映画を作っても面白くなさそうなので光学迷彩サメは深追いせず切り替えます。





やっぱり今の人工知能ではそこまで斬新なアイデアは出せないのか、どっかで聞いたことのあるような内容しか出力してくれません。まあ聞き方を替えれば…例えば「サメとハンバーグをテーマにした映画」とか言えばもっとユニークなアイデアが出てくるのかもしれませんが、ここは人工知能の自主性を大事にしたいと思います。





しかしこの人工知能、油断するとすぐパクるような気が…?





これもシャークネードで微妙に似たような場面があったような気がしますが、それなりにオリジナリティも感じるのでとりあえずはヨシとしましょう。ストーリーの起承転結やサメの詳細な設定も出してもらいましたが、あまりに長すぎるので省略します。これを作って売る方向で話を進めてみたいと思います。



本編の企画はともかく、キャッチコピーを作成する能力については問題ないようです。10番目のやつがかっこいいですね。いよいよホワイトカラーの仕事が奪われそうな雰囲気が漂ってきました。
予告編の内容も考えてもらいます。



人と自然が共存する新たな未来?なんかこの予告編を見るとどうも珍作のようでいて普通にお行儀のよい常識的な作品になっている感じがします。なので少し修正を依頼します。




サメの胃の中で苦しみ続けるエンド…なかなかいい感じになりました。
しかしタイトルが「サメの騎士団」というのはいかがなものか。



「サメの騎士団」よりはましですが、なんかしっくりこない…



こういうのでいいんだよ、こういうので。
では、配給会社へどう売り込むかも人工知能に任せます。
人間は何もしなくていいのです。




ビジネスメールとか文書を書く時はもう完全に人工知能に任せても良さそうだな…
と思えるほどのクオリティ。
ただ、どういうわけかタイトルとあらすじがさっきとだいぶ異なるものになっているのが若干気がかりです。サメが主役になってるような? 失われた秘宝はどこから出てきたのか。

また、こんなサメ映画が劇場公開されても人が入るとは思えません。というか普通は劇場公開できません。
レンタルや配信で無辜の民を騙して初めて利益が上がる仕組みなのです。
その辺の宣伝文句も人工知能に丸投げします。



やっぱりコンプライアンスには超うるさいんですね。
しかし、資金を回収するためにはなりふり構っていられないのが現実です。



まあ、ド正論ですがね…
しかしそれでは赤字は免れないのです。
ここはグレーゾーンを攻めさせてみたいと思います。




今度はなぜかタイトルと内容がものすごい雑な感じに変わっています。
これはこれで法を遵守できているとは言い難いのでは…
もしかすると人工知能的には「誇張はいけないけど改変はOK」ということなのかもしれませんが。





どうやらこの無料版Chatgptでも充分人間の代わりが務まるということが分かりました。

色々問題もあるようですが、それは人間も同じことですからね。

というか、それなりに自然な会話が成立するだけでも何だかゾクゾクします。

人間が働かなくてもいい未来は意外と近いのかもしれません。


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