概要
原題:Terrifier 2
製作:2022年アメリカ
配給:プルーク/オソレゾーン
監督:ダミアン・レオーネ
出演:ローラン・ラベラ/デイヴィッド・ハワード・ソーントン/エリオット・フラム
マイルズ郡のある街で起こった凄惨な殺人事件から1年後のハロウィンの夜。
アート・ザ・クラウンは遺体安置所で蘇り、再び街へと繰り出した。
予告編
感想
全米が失神したり嘔吐したとウワサのスーパースプラッター映画が地方でも奇跡の劇場公開!
しかも超絶グログロなだけでなく尺が驚きの2時間18分!!
胸焼けするほどエグいゴアシーンをこれでもか!これでもか!とお出しされ続け、どれだけ消化しても長すぎて本当に全然終わらない。これはいつもとは違う意味でキツイ!ツラい! いや、面白いんですけどね。
それだけ尺が長いだけあって、人間ドラマ的なものもそれなりにじっくり描かれてはいます。別にそんなものいらないんじゃないかという気もしないでもないけど、退屈するほどじゃないしこれはこれで悪くはないかなと。しかし基本的にはアート・ザ・クラウンが善良な人々をこれ以上ないほどムゴイやり方で痛めつけて葬っていく様を眺める作品です。
その辺の殺人鬼映画とはもう根本的に格が違うほどエクストリームなやり過ぎ残酷描写は確かに気分が悪くなります。観る直前にお腹いっぱいご飯を食べていたら本当に吐いちゃうかもしれません。おそらく私が今まで観た中では最強にエグいホラー映画です。普通の殺人鬼映画はバカな若者が殺されていく様を笑って楽しめますが、こっちは真剣に目を覆わんばかりの超殺戮。普通ならフレームアウトさせておくような痛々しい人体損壊描写も執拗なほど見せつけてきます。良識のある人が見たら眉をひそめるどころではなく、眉毛が全て抜け落ちるくらいの血みどろ挽肉モリモリ内臓プリプリ脳みそデロデロでさすがに私もちょっと引き気味でした。アリーの死に様が一番きつかったかな。塩擦り込みはやめてくれ…
しかし、そこまで突き抜けてやらかす奴だからこそアート・ザ・クラウンの邪悪な面構えが魅力的に映る。普段はおどけているのにやる時はとんでもないほどやる。無数にあるピエロホラーの中でもぶっちぎりのインパクトを持つ殺人ピエロです。
ただ、あまりの長さに「一体いつ終わるんだコレ」とちょっとゲンナリしかけた頃によく分からないファンタジー路線に入っていくのはいかがなものか。ファンタジーだろうと何だろうとグロいことに変わりはないんですが、そういうのはあまり求めてないかなあ。まあそれはそうと次回作はさらに予算爆増で撮るらしいですが、できれば尺は90分前後に収めてほしいなと思いました。
コメント
私のようなくだらな、怪しげなホラー映画をチラ見する勢でも
気合い入れて凝視しなければならない物理メイクが沢山有りますね
どんだけ顔面破壊したいんだこの人
Hallows' Eveも「人間豚とか変質者一歩手前なんじゃねえかこいつ」
と危惧するぐらい相当にえぐかったわけですが
これは時間的にも内容的にも相当気合を入れないと観れない作品でしたね。
「Hallows Eve」なんて前日譚があったとは知りませんでした。
日本語版はないけどyoutubeで観れるという情報もあったので探してみましたが
なぜか見つかりません。まあ視聴可能になったら観てみようと思います。
ヤバい部分をぼやかしたり変な編集かけてる物しか残ってないです
まあギルティ的にアレなんで続編公開に合わせて削除されたんじゃないかなと
>2023年11月9日 2:03 の匿名さん
あ~そういうことなんですね。
となると次作か何かのソフト化の際の特典とかに収録でもされない限りもう見れなさそうですね。
情報ありがとうございました。
テリファー3公開日までには観ます!
それじゃそろそろ観ようかな!
今週中ってことで…