概要
原題:ICE STORM
製作:2023年アメリカ
発売:アルバトロス
監督:ジャレッド・コーン
出演:ウィリアム・ボールドウィン/マッケンジー・ウエストモア/グラント・バウラー/トリー・グリフィス/ジェシー・B・エバンス/タイラー・クリストファー
アメリカで異常な寒波が発生し、こぶし大の雹が降り注いできた。このままでは雹のサイズがボウリング玉ほどまで大きくなると予測したモリー博士と仲間たちは、空に化学物質を打ち上げて対処する。だが、その後に発生した最強寒波は地球全土を絶対零度にするほどのものであった…
予告編
感想
「新・大地震」
に続く、アサイラム&ジャレッド・コーン監督渾身のディザスターパニック腸大作シリーズ最新作。
別にどうでもいいんだけど2作目の「新・大地震」だけデジタル配信されてないのはどうしてなんでしょうか。配給も同じアルバトロスなのに理解に苦しむ采配です。かといってわざわざレンタル屋に行って借りてくるほど観たいわけじゃないし…
ほんで内容の方ですが、ゲボ吐きそうなくらい驚異的にくそつまりません。
何なんだこのコーン混じりのクソみたいなクソ映画は…
こんなのに440円も払えっていうのか…
このファッキンコーン野郎が…!!
…
…
ちょっとお口が過ぎました。大変申し訳ございません。まあこうは言ってもいつものアサイラムの黄金マンネリパターンではあるんですよね。
主人公の科学者チームがいつまでもウダウダグダグダそれっぽいエセ科学的な議論をして尺を稼ぎまくるっていう。
これが毎度毎度のことながら最近本気でつらい。
ヨウ化銀を散布して雹を止めるまではまだ許すとしても、非対称ヒメチルヒドラジンが云々、水酸化ナトリウムが云々、クロム酸がうんたらかんたら…ほんとそれっぽく尺を稼ぎたいだけで何の中身もなく、知的なフリを装っている様子に心底ゲンナリします。変にかっこつけないで素直にバカ全開にしておくれよ。そこに定番のクサい家族愛も絡めてきてもう最悪の中の最悪です。
しまいにはこの渦が交差すると地球が絶対零度になる!とかお決まりの文句で煽り出すし。なんで渦が交差すると分子の動きが停止するのか。いや、アサイラムにとっての絶対零度は「超寒い」の言い換えなのは分かってますがね。
それでも、アサイラムのCG班だけはいつもわりと優秀なので、クライマックス近辺では宇宙に飛び出してなんかしたりとそれなりにスペクタクルな見所がないこともないです。外から見たCGはいいけど宇宙船内部のセットが安っぽすぎる落差も、人によっては笑えるかもしれません。ただ、そこに至るまでの道のりがあまりに苦痛。アサイラムのディザスターパニックはもう金輪際見るのをやめよう…。今回はそんな風に思いました。
「デイ・アフター・トゥモロー2023」(Amazon Prime Video)
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