概要
原題:THE AREA 51 INCIDENT
製作:2022年イギリス
発売:エクリプス
監督:リース・フレイク=ウォーターフィールド
出演:スコット・ジェフリー/トビン・ウェイ・デービス/シアン・アルトマン/メーガン・パーヴィス
エリア51では、秘密裏にエイリアンの研究が行われていた。
だがある日、ワームホールが暴走し大量のエイリアンが地球へとなだれ込んでくる。
予告編
感想
「プー あくまのくまさん」のリース・フレイク=ウォーターフィールド監督、
そして言わずと知れた英国クソ映画界の逸材スコット・ジェフリーが製作!脚本!主演!という悪夢のような布陣のSFホラー超大作。
どうでもいいんですが、日本の公式サイトや各種レンタル・配信サイトでは本作が「制作国:アメリカ」と表記されているのはどうしてなんでしょうかね。どう考えてもイギリス映画のはずだし、imdbでもちゃんとイギリス映画だと書いてあるのですが。一瞬スコット・ジェフリーがいよいよアメリカ進出したのかと疑ってしまったではないですか。……してないですよね?
まあアンドリュー・ジョーンズ監督などを引き合いに出すまでもなくイギリスのクソ映画界隈では普通によくあることなのですが、これもイギリス映画のくせにアメリカ名物エリア51が舞台ってことにしており、いかにも「これはアメリカ映画ですよ~」といったムードを漂わせているので配給会社が勘違いしてしまったのかもしれません。よく見ると右ハンドル車に乗ってたりしますが。
ほんでそのスコット・ジェフリー君が今回は主演も兼ねているということで、初めてそのお顔を拝見することができましたが、これが驚くほどお若い。せいぜい20代半ばくらいにしか見えません。しかも何だか純朴な好青年のような雰囲気すらあるので、あまりクソ映画野郎扱いするのも気が引けるなあ…という気持ちになってしまいました。
とはいえ、本作もやっぱりくそつまりません。いや、それなりにエイリアンがワラワラ出てきて人間をパクついてくれるのでそれなりにサービス精神は感じられます。それなりに。巨大エイリアンとF-22との戦闘など張りきったCG描写もあり、少なくとも「プー あくまのくまさん」よりは遥かに誠実な作品であると言えます。
けど、やっぱり基地の中でグダグダウダウダどうでもいい会話に終始している時間が長すぎてつらい。itnの謎映画とあんまり変わりません。無理してCGのエイリアンを使うくらいなら、着ぐるみ殺人鬼の方がまだマシ。今回はそんな風に思いました。
「エイリアン・インシデント エリア51壊滅」(Amazon Prime Video)
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