「夜に忍び寄る影」 感想 人狼水車の怪

概要

原題:Im Nachtlicht

製作:2020年ドイツ

配信:Uhlandfilm

監督:ミシャ・クロイツ

出演:ダイアナ・マリア・フランク/ラルフ・ドレクスラー/デビッド・ロット


ある若い女性が人里離れた廃墟となった水車の修理に挑む。しかしそこで待ち受けていたのは危険な生物、その正体とは。


(↑アマゾン商品ページより)


予告編

感想



(※注:考察・解説の類は一切しておりません。ただの感想文です)



アマプラ配信のドイツ製テレビムービー。

毎度おなじみアマプラ謎映画当たり屋仲間のjetさん案件。





うむむ…これは確かに何とも言えない微妙な謎映画としか。


アマプラでは欧州のテレビ映画がわりとたくさん配信されているので、この手の淡々として説明も何もない難解で陰鬱な雰囲気の作品はそれなりに見慣れてはいます。決して出来が悪いわけでもありません。



…が、どうもお世辞にも面白いとは言えない。

エンジョイもエキサイティングもない。



これは料理で例えれば手間暇かけて作られた淡口のお吸い物のようなもので、繊細な味覚を持った人には好まれるんだろうなとは思うんですよ。しかしカレーとかラーメン大好きなバカ舌には味があるんだかないんだか分からんし腹の足しにもならないっていう。私はバカ舌を通り越してジンギスカンキャラメルとか蚊の目玉のスープのようなゲテモノを追い求めているわけですが。



話としては、水車の修理を請け負った主人公ミンテーの周囲で殺人事件が起き、そこで人狼絡みの陰謀か何かが蠢いている…的なことが判明するようなしないような感じ。



殺人事件と言ってもミンテーがクルマを買った中古車屋のいけ好かないオヤジがお尻丸出しで倒れていただけ。これではどうも淡泊すぎて興味を惹きつけられない。ケツに矢が刺さっていたというなら、刺すシーンをしっかり映像で魅せるべきではないのか。



ケツといえば、ミンテーの世話をした銀行員の男がかりんとう(隠語)をしみじみと美味そうに召し上がるシーンがあるんですが、あれは一体何だったのか。ドイツのお茶の間ではあんなお上品な映像を見ながら一家そろってジャガイモとソーセージを食らっていたりするのか。あまりにレベルが高すぎて私には全く理解が及びません。かりんとうとかケツとかしょうもないところばかり着目している私の貧しい品性については、どうぞ蔑んでくださいまし。



最終的にはミンテーが実は狼男の娘だったと判明し、そんなんイヤやとばかりに狼男を刺してそのまま無言で狼男ハンターらしきおばさんの仲間に加わったようです。連続ドラマシリーズの第一話・狼男ハンター誕生編といったところなんですかね。



「夜に忍び寄る影」(Amazon Prime Video)


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