「首都大地震」 感想 全米激震

概要

原題:DC DAWN

製作:2023年アメリカ

発売:アルバトロス

監督:ジェフ・ミード

出演:エリック・ロバーツ/ショーン・ヤング/ジャック・ピアソン/カイラ・フィールズ/テリー・ウッドベリー


首都ワシントンで直下型大地震が発生。崩落したホワイトハウスに大統領と副大統領が揃って閉じ込められ、そのうえ副大統領が死亡してしまう。密かに大統領の地位を狙うワイルダー議員はまず暫定大統領となり、救助チームに自分の民兵を送り込んで大統領の命を狙う。


予告編

↑ディザスター・パニッ映画(笑)

感想





アサイラムのディザスター・パニック…は、もう観なくていいかなと思ってたんですが、「マルチバース・アルマゲドン」にエリック・ロバーツが出ていなかったのが物足りなかったので、その心の隙間を埋めるためにレンタルしました。



内容自体はいつも通りのクソ映画だろうと思っていたら、意外とアサイラムにしては気合が入っているクオリティ。いつも通り潤滑理論とかいうしょうもない理論で地震に立ち向かおうとする科学者はいるものの、それについてのつまんない議論は比較的控えめ。地震が起こってはビルが絹ごし豆腐のようにあっさり崩れ落ちて行く。ワシントンのビル、耐震設計がなってなさすぎじゃないですかね。でも崩れるCGの出来はいいです。使い回しっぽいとこもあるけど。



地震だけでなくテロリストと戦うCIA局員の銃撃・格闘アクションもそれなりにあり、午後ローでさりげなく放映していても違和感はないであろう画作りは出来ています。「アルマゲドン2021」「アポカリプス・ライジング」のジェフ・ミードにしては面白い。やはり設立25周年ともなるとアサイラムでも少しは頑張ろうと思うものなのか。



そして肝心のエリック・ロバーツは、窮地に陥った大統領を暗殺して自らがその地位を得ようと企む外道議員役。本当に悪役が似合う男です。アサイラム映画御用達有名俳優四天王マイケル・パレ、ウィリアム・ボールドウィン、トム・サイズモア(故人)と同じく基本的に座って電話で指示を出すだけの役ですが。



最近ではその4人にショーン・ヤングも仲間に加わりつつあるようです。昔は相当美人だったような記憶がないでもないけど、今はもはやただの疲れたおばさんであり大統領という貫禄もない。まあ、仕事を失くした元有名俳優たちに生活費を稼ぐ場を与えていると考えればアサイラムのクソ映画にも存在価値はあるでしょうか。



「首都大地震」(Amazon Prime Video)


コメント