「コロニアルズ 侵略」 感想 火星人 vs エグザイル

概要

原題:COLONIALS

製作:2023年アメリカ

配給:AMGエンタテインメント

監督:ジョー・ブランド/アンドリュー・バレック

出演:グレッグ・クリーク/ショーン・カナン/ジョン・プロボスト/B.A.トービン


火星入植者”コロニアル”のサイラスは、地球への偵察任務へ赴くことに。だがその時、コロニアルを追放されし者たち”エグザイル”からの襲撃を受けてしまう。地球へ墜落したサイラスは記憶を失っていたが、エグザイルと戦うレジスタンスたちの仲間に加わることになり…


予告編

感想




今月からレンタル開始の新作SFアクション映画。

と言っても謎映画に毛が生えたかどうかというレベルのインディーズ作品なんですが。こういうのも未だにソフト化してくれるAMGエンタテインメントさんも今となっては奇特な配給会社と言わざるを得ませんね。



内容的にはスターウォーズみたいことをやりたいんだろなあということは伝わってくるものの、パッと見のクオリティとしては「ビッグフットVSメガロドン」とさほど差がないのがちょっと悲しい。まああっちよりは激しい宇宙船チェイスやアクションも盛り込まれているから…と擁護したい面はありますが、CGの質はだいぶ劣るので…。頑張っているシーンとそうでないシーンの差が激しい。場面によっては「これ本当に令和の作品か?」と目を疑うくらいショボすぎて下手すると「ザ・オラクル」並みの珍作感を醸し出しているところもあります。まともに楽しめたのは冒頭での主人公サイラスとポンコツロボの掛け合いくらいかな。



AMGさんが超大作と謳うわりには尺が79分しかない小粒な作品なんですが、中盤で記憶を失ったサイラスが荒野を彷徨していたら耳が不自由なおじさんと出会い、長々とどうでもいい筆談を交わしたりとだいぶ構成に難があります。何かもっと他にやることがあるだろと。まああのおじさんも只者ではないようだったので続編ではハン・ソロ的なポジションになるのかもしれませんが。



本編についての感想としては以上ですが、例によってAMGエンタテインメントさんの誇大広告煽り文句が面白いのでここに引用しておきます。



★2,100以上もの驚異的なVFXショットを制作!スケール感たっぷりの演出の数々は見逃せない!

比較例:『アベンジャーズ/エンドゲーム』VFXショット制作数2,485、『ミッドウェイ』VFXショット制作数1,500


VFXの多さをアピールして惹かれる人なんているものなんですかね。数だけで言うならオールCGだった「ビッグフットVSメガロドン」もアベンジャーズに負けていないと思うんですよ。



★<SF大作>×<人類滅亡>の類似作

『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』『ディープ・インパクト』『インベイダー』『インベイド』



類似作を淡々とアピールしてどうするのか。それともこれはレンタル業者向けの宣伝文ですか?

どっちにしても全然類似してないんですがね。

特に「デイ・アフター・トゥモロー」

何の共通点もないでしょ!?




「コロニアルズ 侵略」(Amazon Prime Video)


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