さて、早くも2023年が終了ということでいつも通り私の年間ベストを並べてみました。今年観た新作映画は160本くらいかな。私はそんなにヘビーな映画ファンではないので、世間で大ヒットした超絶大人気なメジャー作品ばかりの至極ありふれた年間ベストになっているかと思います。まあ何かの参考にでもしていただければ幸いです。
厳密には去年公開の作品も2つ混じってますが、地方民にとっては実質今年公開(配信)の作品なのでOKとします。
なお、今月からAmazonアソシエイトで画像リンクが作れなくなったので、ジャケ画像も何もなしです。
Xは外部リンク貼るとペナルティ喰らうようになったらしいし、マスクもAmazonもG神も露骨に個人ブログを潰しに来てるよなあ。
10.地獄の激痛イライラ棒
★
トイレを舞台とする映画の中では、おそらく史上最高傑作。
というかトイレが舞台の映画で全国劇場公開までされたのはこれだけでしょうね。
「デストイレ」シリーズや「便座・オブ・ザ・デッド」など、それまでのトイレ映画に満足できなかったトイレ好きの方は必見ではないかと思います。また、何となくトイレ映画に好奇心をお持ちの方の入門用にも最適と考えられます。
9.世界最悪の島へ
★
要塞警察風な口数の少ない男たちの熱い絆を見せてくれるアクション&航空パニックの良作。さほど代わり映えはしませんが、オヤジアクションかくあるべしと言える手堅い仕事ぶりは満足度高め。
8.地獄のマンション阿鼻叫喚
★★
インドネシア産の大作ホラー。万人受けしそうもない尖り方をしているうえ、前作「悪魔の奴隷」を先に見ておかないと非常に理解しにくい。映像は劇場の大画面でないと観づらい。しつこいぐらい激しい恐怖演出、画面チカチカで目も頭もやたら疲れる。…というハードルの高さはあるものの、かなり強烈な個性を見せつけてくれるいい作品でした。続編も楽しみにしています。
7.サメの時代を終わらせた生物
★★★
見るからにバカでくだらない低予算映画なのになぜかバッチリ全国で劇場公開されたモンスターパニック。クソ映画覚悟で観に行ったら、想像を超えるバカさ加減でありながらも非常にクオリティが高くて大歓喜。カブトガニを愛せるようになれる素晴らしいモンスターパニックです。これは宣伝通りその辺のクソサメ映画を圧倒するクオリティと言っても過言ではない。と言ってもサメ映画はサメ映画で供給が途絶えることはなさそうですが。
6.ハエは人に懐くか
★★★★★
2019年マイベスト1「ディアスキン 鹿革の殺人鬼」のカンタン・デュピューがいい意味でまたやらかしてくれた作品。意味ありげな雰囲気すらないゆるすぎるノリと無駄にリアルなハエの造形がたまらない。リアルなくせになぜか可愛く見えるし、そんなハエのしつけに熱中する男たちのアホっぷりも微笑ましさの極致にある。素晴らしい。
5.驚異のVパワー・ミート
★★★★★★★
ブッチャーが人肉を売りさばくホラー映画は星の数ほどあります。誰でも思いつく話だからです。しかし、人肉は人肉でもヴィーガンの肉にこだわるブッチャーは観たことがなく、「俺は神戸ヴィーガンを作るぞ!」とまで志を高く持つオヤジ(と奥さん)の姿は非常に新鮮でした。でも考えてみれば草食動物の肉の方が美味いのは理にかなっていますね。
4.麻 薬 熊 直 撃
★★★★★★★★
野生のクマが白い粉を吸って大興奮…などという途方もない珍アイデア(実話)を思いついた時点で勝ち確定の突然変異的アニマルパニック。恐ろしくもあり、可愛げもある。基本コメディチックですが人間もモリモリ食われるのでクマ映画の中では歴代ベスト級であると考えられます。
そういえば本作の便乗作品でカニが白い粉を吸って暴れる「カニシャブ(仮)」の正式タイトルは
「シャブカニ合戦 カニミソの覚醒」
に決定したそうです。
3.痛みがわからない
★★★★★★★★★
北欧のスリラーは独特の厭~な雰囲気があってたまりませんね。動物だろうが子供だろうが誰がどんなひどいことをするのか、どんなひどい目に遭わされるのか予想もつかない冷たい緊張感が張り詰めている。これは元ネタになった日本の漫画は読んだことがないのですが、逆にその方が何が起きるのか想像できずスリルを味わえて良かったんじゃないかと思っています。
2.サメの時代は終わっていない
★★★★★★★★★
ただでさえバカ全開だった前作をはるかに上回るバカのインフレっぷりに世のサメ映画マニア共とステイサムファンが大興奮。私も思わず2回も劇場で鑑賞してしまいました。日本よ、これがサメ映画だ。というか日本ではちょっと荒唐無稽な映画はすぐB級映画扱いされますが、製作費1億3千万ドル(今のレートだと約187億円)もかかってるんだからどう考えても超がつくほどのA級ですよこれは。B級映画のBはBAKAのBじゃないんです。何気にサメ映画史上最高額なんじゃないですかね。それでもちゃんと4億ドルの興行収入を上げてるからエライよ。まだシリーズ継続してくれそうですね。ところでこれだけヒットしたんだから原作シリーズの邦訳版も出してくれないかな。
1.史上最恐のスリラー
★★★★★★★★★★
高所恐怖症の人間にとっては間違いなく映画史上最高の恐怖を味わわせてくれたとんでもない作品。劇場の大画面で体験できて本当に良かったです。と言いつつ、あまりに怖すぎて半分以上は画面を正視できなかったんですがね。そんなこと生まれて初めてでしたよ。
同じ主人公で続編が2本製作されるっていうのは喜んでいいのかどうか。どうしてあんな目に遭っておいてまた高い所に登ろうというのか。まあヒットはしたはずなので、次はもっと大きなスクリーンで観られることを願っております。
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