「ビッグフットVSクランプス」 感想 たまには戦え!

概要

原題:Bigfoot vs Krampus

製作:2021年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ(たぶん)

監督:BC・フォーティーン

出演:BC・フォーティーン/エドソン・カマチョ/マルコ・グズマン


同盟軍のエースパイロット・ビッグフットが脅威に立ち向かう『ビッグフットVSメガロドン』の続編。シリアスな状況とポップな映像、予測不能な展開のギャップが笑いを誘う。

(↑U-NEXTより)


本編

感想







ひどいにもほどがあるだろ…

まだ2024年が始まって10日しか経ってませんが、

今年ワースト1はもう本作で確定!確定です。




「ビッグフットVSメガロドン」の続編。

てっきり続編はジャケ絵を反転させただけの「ビッグフットVSメガロドン2」なんだろうと思ってたらその前にVSクランプス編があったようです。



ノリは前作と全く同じ。

フルCGでビッグフットとかクランプスとかアヌビスとかオシリスとかラーとか、その他ヘンなのが色々出てきては全く持って理解不能な雑談に終始しているだけ、という信じがたいレベルのクソ映画です。サメ人間も3秒くらい出ます。



もちろんビッグフットとクランプスが戦うシーンなど0.001秒たりともございません。というかしゃべるだけなので誰も戦いません。たまに思い出したように爆発しますが。

もうせめて「ビッグフット&クランプス」っていうタイトルにしろと言いたい。


相変わらず話の内容は全く意味が分からないのですが、雰囲気を知りたい人のために少しばかり紹介してみるとこのような感じです。中盤、ビッグフットがピラミッドにいるアヌビス神のもとを訪ね、こんな会話をします。



「何の用だ?伝説の猛獣よ」

「うまいカプチーノはまだ作ってるのか?」

「機械が壊れた。最近のは長く持たない。」

「俺もだ。連合軍のブーツを試した。高価なくせに1か月も持たねえ。

だから開き直った。おれはサスカッチだ。裸足で問題あるか?とな」

「その意気だ」

「だろ?」

「父もオシリスも私のようなカプチーノは作れまい」



こんなの「だから何なんだ」としか言えないんですが、最初から最後まで全部丸ごとこんな感じだから困る。よくこんな脚本に声を当ててくれる人を何人も連れてこれたなと感心するほどです。カマチョとかグズマンとかボンクラ臭漂う名前なのは偶然なのか?



監督・脚本のBC・フォーティーンとかいう野郎は…いや、もしかしたら人間ですらないかもしれません。もしかして最近流行りのAIが生成した作品なのではないか?と一瞬疑いました。…が、AIならもうちっとは面白い映画を作ってくれるはずなのでおそらく違うのでしょう。



しかしこの人物、imdbで作品リストを見るとこれまでになんと127本もの映画を製作しているようです。2023年だけでも8本。


CGだけはそれなりにキレイだから…

って前作の時は言いましたが、そこまで粗製乱造できてるとなるとゼロから全てを製作しているとは思えない。有料サイトでCGモデルを購入しているのか、下手すると全部フリー素材ということもあり得る。そうでなければ、CGの専門学校か何かのサークルの練習か課題作品である可能性が高い。なんでそんなもんでカネを稼ごうとしているのかは謎。



それでも前作はまだメガロドン人間とか焼き魚の実写映像とかの見所が1ミクロンくらいはあったけど、本作は何もない。マジで何もない。これこそ自信を持って言える。真のゴミカス映画であると。

…まあ、本当にしいて言うなら見所はリスが重なってる実写映像かな。




「大冒険 セントエルモスの奇跡」(特に意味は無いです)



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