「グロリアス・セブン 七人の猛者」 感想 戦場で勝ちポーズはほどほどに

概要

原題:The Glorious Seven

製作:2019年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:ハラルド・フランクリン

出演:ジェリー・クワーテング/モーリス・ナッシュ/ジュリア・マリガン


スペインの億万長者レビンの妻が、脱獄したゲリラリーダーのハビエルに誘拐される。レビンは妻の救出を専門家であるデイビッドに100万ドルで依頼。ハビエルをよく知るデイビッドは彼が誘拐などするはずがないと思いつつ6人の猛者を集め、依頼を受けるが…


予告編

感想



「七人の侍」「荒野の七人」のオマージュ的謎映画。

ドイツ製だけど舞台はスペインとニカラグアで言語は英語という無国籍風アクションドラマ。



ストーリーは古臭い王道で至ってシンプル、アクションはアマプラ謎映画とは思えないほど派手にドンパチしてくれるのでまあまあそこそこ楽しめました。アマプラ謎映画の中では相当上澄みと言っていいクオリティかと思います。



ただ、あまりクセがないだけに珍作映画マニア的には物足りない。しいて言えばアレックスというマッチョな猛者が敵兵の背骨をぶち折って仕留めた後、ドンキーコングみたいな余裕こきすぎな勝ちポーズをキメていたせいで別の敵兵に撃たれてあっさりやられるシーンがアホすぎたくらいでしょうか。常在戦場という言葉もあるのに、実際の戦場で油断しまくってしまうただの脳筋を「猛者」と呼んでいいのかどうか。



尺は90分と短めなので七人の猛者については至極あっさり目の描写となっており、キャラクターとしてはあまり印象に残らない。特にこれといったドラマがあるわけでもない。かといってモブというほど薄すぎるわけでもないんですがね。前述の脳筋もそうですが。七人の猛者もわりとあっさりバンバン死んでいく戦場の無情さは悪くないかもしれません。



内容についての感想はそんなもんですが、これだけじゃ何なのでimdbのレビューを見ていたら面白いものを見つけました。







世の中には色んな言い回しをする人がいるもんですなあ。

しかしそこまで言うほど酷かったかな…

私が「もう一度観るくらいならホットソース浣腸した方がまし」と思えるのは「ジョーズ・イン・ジャパン」ぐらいですけどね。



「グロリアス・セブン 七人の猛者」(Amazon Prime Video)




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