概要
原題:Destination Marfa
製作:2021年アメリカ
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督:アンディー・スタップ
出演:トニー・トッド/ステリオ・サヴァンテ/ブリタニー・ジョー・アルバラード
テキサス州ターリングアで行われた料理大会に参加したエリックたち4人の若者男女は、素敵な週末を過ごして気分も高揚。太陽が降り注ぐ中、ドライブを楽しんでいた。給油のため立ち寄った古びたガソリンスタンドでトイレから出たエリックに、顔に傷のある男が話しかけてくる。マーファという町に向かうという男は、帰路に着くエリックに「帰れるといいな」と言葉を投げかける。男の言い回しが気になりながらもドライブを続けるエリックたちは計画を変更し、謎の怪光“マーファライト”を見るためマーファへ向かう。道中、ガソリンスタンドで会った傷の男を見かけたエリックたちは、徒歩だったのにも関わらず、なぜ彼が自分たちより先にいたのかと疑問に思いながらもその男を車に乗せ、マーファへと向かうのだが…。閑静な町を訪れた4人の若者たちが運命に激しく翻弄されるSFサスペンス・スリラー!
(↑アマゾンより)
予告編
感想
テキサス州に実在するアートの町マーファを舞台にした謎映画(299円)。
この街はものすごい辺境なのに観光地として大人気らしいですね。
一応SFサスペンス・スリラーと紹介されていたので見てみましたが、そういうのを期待すると肩透かしを食わされます。
若い男女の4人組が、ドライブ旅行で立ち寄ったスタンドで怪しい男と出会う。彼に興味を持った4人は、彼を乗せて得体の知れない町へ行ってみることに。
という導入部の流れは田舎怖い系スラッシャーホラーとかなり似ています。正直あらぬ期待が膨らんでしまうところです。
しかし残念ながらマーファで観光を楽しむ4人組をキャンディマン的殺人鬼が襲ってくることは全くございません。怪しい男とトニー・トッドは思わせぶりな会話をするものの、ほとんど何も起こらずまったりした空気のまま尺の半分を過ぎてしまいます。クソ映画って感じではないけど、正直ポロニア系よりこういうのんびりボンヤリしたやつの方がつらいです。
かろうじて発覚する不穏な現象といえば「占い師と一緒に撮ったはずの写真に誰も映っていなかった」ことぐらい。その程度の心霊写真でガタガタするのは序盤で済ませておいてほしいものです。マーファライトと呼ばれる怪光線を浴びて倒れるシーンはスリラーというよりスピリチュアル的で何ともいえない。衝撃の真相も「まあ、うん…」て感じ。
唯一面白かったのは、占い師に対するやたら辛辣なモノローグでしたね。
「この占い師は自分の死も予見できなかった。
大した占い師ではない」
まあそりゃ世の中の大半の人は大したことない人ばっかりだし仕方ない。というかいっぱしの占い師なら自分の死をちゃんと予見して回避して当然なんですかね。
「ミステリアス・マーファ 謎に包まれた町」(Amazon Prime Video)
コメント
なのに、
>出演:トニー・トッド/ステリオ・サヴァンテ/ブリタニー・ジョー・アルバラード
最初に来るキャンディマン
>2024年4月29日 22:24の匿名さん
重要っちゃ重要な役っぽかったですが、出番は少なかったですね~