概要
原題:Nosferatu.com
製作:2020年フランス
配信:マルトー・フィルムス・プロダクション
監督:ジュリアン デーヴ
出演:アンソニー ルフェーブル/ロイク メナージュ/レズリー フルートリー
フランスの廃工場で失踪事件が発生。超常現象系配信者たちが調査のために乗り込むが、そこは顔面白塗りの吸血鬼が跋扈するやばいところだった。
予告編
予告編、なかった。
感想
フランス製の低予算インディーズPOVホラー。
奇妙な失踪事件が起きた廃工場に動画配信者が乗り込むが、そこには安い吸血鬼の群れが…というかなりよくあるパターンのやつ。
吸血鬼と言っても顔面白塗りで理性をなくした人間がぐしゃああー!と食い付いてくるのでむしろゾンビに見えます。ヘッドショットであっさり倒せるし。木の杭で心臓刺しても倒せるところにかろうじて吸血鬼成分が感じられる程度。
どうせ廃工場の中でバタバタしているだけなんだろうな…と思いきや、中盤で突然
「愛はどこにでもある」
とかいう恋愛リアリティーショーが始まってしまうのがマニア的には本作最大の見どころ。わざわざあんなボロボロで薄暗くてゴミが散乱したとこでそんなキラキラした企画をやってしまうとはさすが芸術の国フランスと感心せざるを得ない。愛はどこにでもある…そう、たとえド田舎のド汚い廃工場であろうとも。恋愛リアリティーショーなんて唾棄すべきクソ番組としか思ってない私でも見たくなってしまう斬新な企画です。
ただ、その発想自体は面白くても内容的には別に面白くもなんともないのが惜しいところですが。超常現象系配信者とかどうでもいいから最初から廃屋恋愛リアリティーショーを主軸にした方が良かったかもしれません。
拳銃を手に入れた配信者がFPS的なノリで吸血鬼をバタバタ倒していくクライマックスはそこそこ爽快ですが、それ以外は基本だるいだけなので65分しかないのに無茶苦茶長く感じます。字幕も機械翻訳なのでところどころおかしい箇所はあるものの
ほどではなくインパクトは薄め。
暇つぶしにもなりませんが、まあ無料だったからいいか…という感じでした。
「ノスフェラトゥ・ドットコム」(Amazon Prime Video)
コメント
いきなりオカマ言葉になったり唯一得た特徴が、
「絶対これお金かけてないよね」という翻訳だけだったのに貴重な65分が
今までも散々観ちゃダメな映画に金と時間を注ぎ込んできましから…
まあ何でもいいってわけじゃないですけどね!