概要
原題:GET NAKED
製作:2017年カナダ
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督・製作・脚本:アーロン・ジェームズ
出演:アーロン・ジェームズ/エリック・ロバーツ
女の裸を見てみないか?アメリカ・カリフォルニア州ベーカーズフィールドで、ヌード姿の女性が目撃される。マスコミの報道が過熱するなか、州知事に呼び出されたエレミヤは、事態収拾のために72時間以内にヌード女性を捕獲することを命じられる。女性を捕まえるために、なぜかミュージシャンとメキシコ人が必要と考えたエレミヤは、ベーカーズフィールドに住むメキシコ人のエドガーたちに接触を図る。女の裸を見たことがないというエドガーたちのために裸の女性を用意したエレミヤだったが、逆にエドガーたちから恨みを買ってしまう。次にエレミヤは女性ミュージシャンのリロイに協力を持ちかけるが、彼女は依頼人がエレミヤだと知ると協力を拒み逃亡するのだった。
(↑アマゾンより)
予告編
感想
多分今月から配信開始の新作謎映画。299円。
セクシー系のタイトルは普段あまり見ないんですが、上に載せた公式のあらすじの支離滅裂具合が気になってつい鑑賞してしまいました。
これを読む限りだとどうも「ヌードの女」がまるでビッグフットか何かのような珍獣扱いを受けている近未来世界を舞台にしたSF不条理劇のような、そうでもないような掴みどころのない内容です。
なんせ今年は「ラビットガール 裸の女」なんてとんでもない爆裂珍作もありましたからね。本作のタイトルもそれに似ている。それ以降、一見なんて事のないセクシー映画でも一応あらすじだけはチェックしておくことを心掛けているんです。そこにどんな狂気が紛れているのか分からないのだから。
本作はあのエリック・ロバーツも出演してますしね。
まあチョイ役(州知事)で3分くらいマッサージされてるだけでしたが。しかし本当にフットワーク軽い人だなあ。
それで内容の方ですが、まず上に載せたあらすじそのままの導入に激しく戸惑います。いや、あらすじはあらすじだから細部が略されているせいでわけわからん感じになってるんだろうな…と思ってたのに全然そうでもないという驚き。細部から何から映像で見せられたところでさっぱりわけがわかりません。
「ヌードの女」という名のUMAを捕獲すべくエリック・ロバーツ州知事から密命を受けた珍獣ハンター・エレミヤはなぜかメキシコ人と女性ミュージシャンが必要だと考え、仲間を集めて事に当たろうとする。
しかしなかなかUMAハンティングには行かず、なんかずっと意味深な会話と映像がダラダラ流れるのでかなりつらい。コメディというほど笑えるところもない。社会風刺をしている感はあるかも…。聖書からの引用も多く、とても難解です。これは一体どういうメッセージなんだ。「北米の人はヌードに厳しすぎるんじゃない?人はもっと裸になっていいんだよ?」的な感じでしょうか。私の浅い理解力ではそれくらいが限度でした。
「俺たちは全員いつも裸さ
みんないつだって裸なんだ
違うという人間は何かを隠してる」
まあそりゃ普通はナニカを隠しますよね。
ちなみにヌードの女は一般的なビッグフット映画におけるビッグフット、あるいはもう少し分かりやすく例えると2000年代あたりのサメ映画におけるサメと同程度の出番はあります。が、「ラビットガール」同様、素直にセクシー系だと思って鑑賞した向きの期待に応えられるとは到底思えませんので、その点はご注意ください。
『ゲット・ネイキッド ヌードの女』観ました。
— けーえす (@ke_es) July 11, 2024
長い……81分だけど体感2時間超。
ナンセンスコメディですが、それっぽい会話をとりとめなく連ねるそのスタイルに、脳が馴染むのに時間を要しました。
時々、フフッとなる台詞のキレがあって油断できない。もう覚えてないけど何度か笑いました。(続く) pic.twitter.com/LxCeVS0Vy2
「ゲット・ネイキッド ヌードの女」(Amazon Prime Video)
コメント
楽しく読んでおります。
記事内に拙ポストを発見し、びっくり!
恐縮です。
本作、勢いで観賞しましたが、最後には何だか楽しい気持ちで観終わり、良い経験になりました。
どうもこんばんは。
コメントありがとうございます。
いや~私がXで遠回しに「観てほしい」みたいなことを言ってしまったので…
有料の謎映画を観てくれる人ってほんと少ないんですよ。
最後には楽しい気持ちになれたとのことで何よりです。
私は逆に後半に行けば行くほどついていけなくなってました笑