概要
原題:BABY DOLL
製作:2021年イタリア
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督:マンフェ・ロジアル
出演:ヌラ・アーマン/オルテンシア・フィオラバンティ/アンドリュー・キング/マウロ・ラブ/サマンサ・チラヴォロ
交換留学生のダーシャたち4人組は、郊外の貸別荘で羽目を外そうとウキウキやってくる。だが、そこはかつて生け贄の儀式が行われていたやべえ屋敷だった。小汚い人形を目撃したダーシャは、徐々に人形に魅入られていき…
予告編
感想
何気に珍しくイタリア製の謎ホラー映画。
とはいえ毎度おなじみ itn distribution。
299円。
先に言ってしまうと、恐ろしくスッカスカで途方もなく退屈な映画です。
ひょっとすると「スペース・シャーク」より面白くないんじゃないか。
なんせ尺が78分しかないにも関わらず、40分を過ぎてもろくに何も起こらず、若者4人組が呑気に酒を飲んだり球蹴りをして遊んでいる映像が延々と続くからです。これはつらすぎる。野山の環境映像の方がまだましと言わざるを得ない。
それでも50分を過ぎたあたりからようやく小汚い人形に魅入られた女の子がお風呂に入るという怖いんだか何だかよく分からないホラー展開に入ります。どうもその人形はブードゥー教に絡んだ曰くがあるらしい。
裏庭の廃屋で汚い紙切れを見つけ、
何だか知らんけど戦慄する男たち(マテオとアレハンドロ)の会話がこれ。
ア「これを見ろ!」
マ「血か?」
ア「知らないよ、向こうにあった
ここでは生け贄みたいなことが行われていたらしい
女の子たちを殺して、
何かこう…
ほら ブードゥー教みたいな」
マ「ブードゥー教?」
ア「イタリア語で書かれているし
俺にはわからない
それに、これって…
これは何なんだ?」
マ「そんなの知るかよ」
ア「とにかく何かが起こってる」
マ「冗談だろ?」
ようやくホラーっぽい雰囲気になってきたのにこの要領を得なさすぎるふんわりした会話は一体何のつもりなのか。全く何の意味もないではないか。「リリー・グレイス」を思い出してしまう不毛極まりないノリ。イタリア映画の主人公なのにイタリア語も読めないってのはどうなんですかね。イタリアに交換留学に来てるんじゃないのか??
それはそれとして、人形に魅入られた女の子たちがこのアホアホコンビの前に現れ、ビビったアレハンドロは
棒
で女の子をめった打ちにしてK.O.!
勝ち誇った顔で決め台詞を吐き捨てる!
「こっちには棒があるんだよ!」
終
制作・著作
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「ベイビー・ドール」(Amazon Prime Video)
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