「リメンバー・ミー 狂気の母」 感想 それは愛か、陰謀か

概要

原題:Remenber Me

製作:2022年イギリス

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:クリストファー・ジョリー

出演:エレノア・バーク/ペネロープ・リード/ジョー・イーソン/カーリー・ジョリー/マイク・ゼファー


ある日、見知らぬ部屋のベッドで目覚めたローズ。彼女は記憶を失い、半身不随となっていた。そこへ現れた見知らぬバアさんにより、ローズは交通事故に遭い6週間も昏睡していたことを知らされる。そしてそのバアさんはローズの母親だというのだが…?


予告編

感想



今月配給分の新作謎映画。

2022年最狂のレジェンドクソ映画

スケアリー・アトラクション」

の脚本家クリストファー・ジョリーが監督と脚本を兼任し、

「スケアリー・アトラクション」

のプロデューサーが製作したという事故物件スレスレのブツ。

もちろんいつもの itn distribution もしっかり一枚噛んでおります。




こいつはどう考えてもやべえやつだろ!

上に挙げた要素だけでもうフォーカード確定みたいなもんだぞ!

…と思ってドキドキしながら399P支払って観たんですが、意外にも案外マトモな作品でした。

そんなバカな。



舞台がとある一軒家の中のみという超絶激安ぶりなのでZ級スレスレではありますし、演技やら何やら品質的にはお世辞にも高いとは言えませんが、内容的には全然理解可能というか分かりやすい部類。話の流れが掴めるというだけで驚いてしまう、それが itn クオリティ。



これだけちゃんとした真っ当な脚本を書ける人間がどうして「スケアリー・アトラクション」などという腐乱した生ゴミの如き超絶クソ映画を産み落としてしまったのか。それが知りたくてたまらんのですが。でもよく見たら脚本家もう一人いるからそっちの人がマトモな人だったのかもしれません。




とはいえ、本作も「一応何とか正気で観られる」というだけなので別に面白くはありません。

記憶喪失の女性が母親を名乗る怪しい老婆に監禁されるという話ですが、大体どっかで観たことあるような内容なので。そのうえ尺が短いわりにかなり薄味。終盤、ダイジェストで全部振り返るのは一体何のつもりなのか。ポロニアとかもたまにやってるけど。

普通の人が399円も出して見たらたぶん寝るか怒るかすると思います。



見所としては、おそらくテーマ曲を披露するためだけにサイコ老婆が長々と踊る場面ですかね。クライマックスで急にそんなことされても。観てる側としては何の意味もない舞踊。サイコぶりが際立つと言えばそうかもしれん、か…? あとはハミガキしてもらったローズが風呂の中にペッとしたらサイコ老婆の逆鱗に触れた場面ぐらいかな。





「リメンバー・ミー」(Amazon Prime Video)

※本作とは一切関係のない作品リンクです。




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