「ネス湖の巨大生物 ネッシーを捕獲せよ!!」 感想 寄生生物エイリアン・ネッシー

概要

原題:The Loch Ness Horror

製作:2023年イギリス

発売:プルーク

監督:タイラー・ジェームズ

出演:ベカー・ヒラニ/メイ・ケリー/ダン・ギッテンズ/ビアトリス・フレッチャー


イギリス沖で潜水艦が何者かに襲われ、消息を絶った。乗組員を救助するためのチームが編成され、軍艦で現地へ向かうことに。だが、そのチームは救助ではなく潜水艦を沈めた怪物を追跡することが目的だった。そこには未確認生物の草分け的存在・ネッシーがいたのだ…


予告編


感想



ネス湖の未確認巨大生物を追う人々を描いたパニックホラー。

まさか令和の今になってネッシーを題材にした映画が作られるとは…。



とはいえ舞台はネス湖ではなく、そこから北海へ出て行った怪物が潜水艦を沈めて何やかんや主人公たちの艦艇にも襲い掛かってくるといった内容。こんな邦題ですが、主人公チームは別にネッシーを捕まえに行ったわけではないと思われます。じゃあ何しに行ったんだと言われたら実はよく分かりませんが。



前半はゼロ年代初頭クオリティのCGで描かれるネッシーが潜水艦を破壊したり、追跡チームの人々をガツガツ喰らったりとなかなかの暴れっぷり。古臭いCGながら出し惜しみはない。ケージダイビングしていたダイバーを襲い喰らうシーンなどサメ映画的な味わいもあり、人喰い映画マニアとしてはそこそこの満足感が得られました。人間が巨大な怪物に丸呑みではなくしっかり咀嚼されているのがいいですね。



しかし、中盤でリーダーがネッシーにゲロを浴びせかけられてからなぜか急に方向転換。ネッシーゲロで何かヤバイ感染症にかかったかのようにのたうち苦しむリーダー。やがて、その背中を食い破ってロブスターのようなバケモノが出現!!



外界から隔絶された閉鎖空間で、人体を内部から食い破る寄生生物との戦いに!

しかもヤツの成長は速い!

艇内は赤い警告灯が点滅し、アラームが鳴り響く危険な雰囲気!


ということで、後半になるとネッシーはうっちゃって見るからに「エイリアン」のパチモンになります。私はネッシーについてあまりよく知らないんですが、人の身体に卵を産み付けて繁殖させる寄生生物なんですかね?ネッシーは。



まあ、好意的に観れば一粒で二度おいしいと言えなくもないけど、その寄生生物があまり強そうじゃないんですよね。あんなんサッカーボールキック一発で倒せそうな感じなのにキャーキャー騒いで逃げ回るのが何だかおかしい。それどころか銃を持っているのに何を苦戦する要素があるのか。どう考えてもそんな雑魚は無視して外にいるネッシーを何とかすべき状況です。



見た目もロブスターみたいというかフォルムは「グレムリン2017」の箱から出てくるアイツっぽかったかなあ。どんだけの人に通じる例えなのか分かりませんが。ちなみにその後は爆睡してしまったので今日はここまでにしておきます。




「ネス湖の巨大生物 ネッシーを捕獲せよ!!」(Amazon Prime Video)


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