「ジ・エンド 終末」 感想 食うところがないオブザイヤー2024

概要

原題:To Survive

製作:2014年アメリカ

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:スティーブン・フォルカー

出演:バート・カルバー/ラモン・ベイリー/バークレー・クレイボーン/グレン・ハーストン/ポール・ベルジュ


地球上からなんかの原因で数十億人が死に絶え、文明は崩壊した。妻子を失った元警官のジョナサンは、インディアナから南へ向かって放浪中に教会に潜んでいたある一家と出会う。そこは大量の缶詰の備蓄があったが、無法者の襲撃に遭ってしまい…


予告編

感想




今月から配信開始の新作謎映画、だけど製作は2014年とかなり古め。

TWAさんもよくこんなの掘り起こしてくるよな…

例によってレンタル299円でした。



いきなりこう言っちゃなんですがこの映画、果肉が極めて少ないです。

少ないどころか全然無いと言っても過言ではない。

これといったクソ要素もないのでクソ映画でもない。

食うところがないオブザイヤー2024受賞作決定です。



私、7月頃にスーパーの見切り品コーナーでカンロという果物を何となく買ったんですよ。食べたことないけど多分メロンのジェネリック的なやつなんだろうと思って。しかし半分に割ってタネを捨てたらあとは固い皮しか残らなくて、これは一体どこを食べればいいんだ…??と途方に暮れたんですね。本作についてもこれを同じような現象が起きていると言えます。



いや、カンロは今調べてみたら本来タネとワタの部分を食べるものだという情報が見つかりましたが。メロンとは逆にそこがメインなのか…。まあ、来年はリベンジしてみようかと思います。しかしカンロにはしっかり可食部はあるということですので、例えとしては不適切でしたね。見切り品コーナーのみかんを買ったら水分が抜けてカチカチのシワシワだった時のようだと言うべきでした。



私が書きたいことはそれぐらいなんですが、文字数が少なすぎるので一応中身にも触れておくと、本作は数十億人の人類が死滅した黙示録的世界でのサバイバルを描いたやつです。何が原因で数十億人もいなくなったのかは何も教えてくれません。別にそんなもんどうでもいいんだよと言われたらそうかもしれないけど、そんなこと言ったら本作自体どうでもいいんじゃねと言いたくなってくる。



内容のほとんどが善良な生存者たちが身を寄せ合ってまったり語り合う場面で構成されており、クソ映画ってわけではないにしろ虚無的すぎてどうにも意識が保ちにくい。序盤とクライマックスで無法者集団との戦いがあり、その辺はまあまあ頑張ってるような気はしますが、どうでもいいと言えばどうでもいい。いや~地味そうなサムネの謎映画だなとは思いましたがここまでとは参りました。




「ジ・エンド 終末」(Amazon Prime Video)


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