概要
原題:Don't move
製作:2024年アメリカ
配信:ネットフリックス
監督:アダム・シンドラー/ブライアン・ネット
出演:ケルシー・チャウ/フィン・ウィットロック/モレイ・トレッドウェル/ダニエル・フランシス
息子を失い、悲しみに暮れる女性が人里離れた森の中へ。
だが、そこで出会ったサイコ殺人鬼に筋弛緩剤を打たれてしまう。
予告編
感想
ネットフリックスで10/25から配信開始の新作サイコスリラー。
6月に再々加入してからこれでまだ3本目。
もう入ってるだけ損かな…
人里離れた森で亡くなった息子の後を追おうとしていた鼻ピアスの女性がたまたま出くわした殺人鬼に筋弛緩剤を打たれてしまい、徐々に身動きが取れなくなる中どうやってサバイブするのか?という少し変わった趣向を凝らした作品。
何となく斬新だし意欲的な設定ではあると思いますが、仕上がりは何とも地味で可もなく不可もなく的な印象。主人公(鼻ピアス)がほとんど動けないことによって生まれる緊張感、サスペンスが前半で出し尽くされてしまって後半はわりとどうでもよくなりました。
というのも、全然動けないんだから殺人鬼に見つかったらもうおしまいなわけです。見つかるまでは面白かったんだけど。アリが顔面を這ってるシーンが一番インパクトあったかな。捕まってしまえばあとは煮るなり焼くなり殺人鬼の自由であり、その後生き延びてもなんだか他人任せのご都合主義感が否めない。鼻ピアスを助けようとした人々は次々と殺されていくのでなおさらそう感じます。
ただ、鼻ピアスは殺人鬼がいなかったらあのまま身投げしてこの世を去っていたのに、殺人鬼のおかげでやっぱり生きようと思い直すストーリーは良いです。同じ死ぬにしてもあの殺人鬼だとどんなムゴイやり方をしてくるのか分からないですしね。わざわざ筋弛緩剤使うくらいだから生きながら解剖するとかが定番ですかね? その辺をもう少し詳しく語ってもらって「絶対こいつに殺されるわけにはいかねえ!!」とより強く思わせてくれた方が面白くなった気がします。あの殺人鬼、わりと常識人ぽいし色々と手際も悪くてその辺のじいさんにも苦戦しまくるしでそこまでやばい奴感は出てなかったので。
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