「エイリアン・ハンティング」 感想 究極の着ぐるみエイリアン

概要

原題:Alien Hunt

製作:2024年アメリカ

配給:プルーク

監督:アーロン・ミルテス

出演:バロン・ボーデッカー/ブレント・ベントレー/デイオンドレ・ティーグル/チェルシー・フラー/ジェシー・サントヨ/アダム・ピエトリパオリ/カーソン・ブッチャー


仕事をクビになったエミリーは兄弟と一緒に狩りで気晴らしをすることに。だが、いつもの森へ行っても動物の気配が全くしない。なんと、そこでは秘密裏に研究されていた究極のエイリアンが徘徊していたのだ…


予告編

感想



ここ数年下火になっていた「エイリアン」のパチモンですが、「ロムルス」の大ヒットによってまた雨後の筍のようにニョキニョキと生えてきております。やはり本家の隆盛あってこその便乗作なんですね(エメリッヒ系は別として)。エイリアンに関しては、当面の間毎月収穫できそうでパチモンクソ映画マニアとしては大変喜ばしいことです。



そんな中、本作は


「『エイリアン』最新作が最速で登場!!!」


究極のエイリアンとのサバイバル・バトル!」


「山に鹿狩りにやってきた4人組に究極のエイリアンが襲いかかる!」



などと安直極まりない煽り文句を盛んにかましており、思わず口角が上がってしまいます。




そうは言っても











サムネで着ぐるみのヤツがチラ見えしてるけどな!



それもそのはず、監督のアーロン・ミルテスは「キル・ハント」「タコゲーム」などの微妙なクソ映画でそこそこおなじみの存在。ディアハンター4人組とアルティメット着ぐるみエイリアンが森で追いかけっこする映画を撮っても何の不思議もありません。



ゼノモーフとグレイを合体させたようなエイリアンの着ぐるみはおそらくハロウィンの仮装用。その辺のドンキホーテかターゲットかウォルマートあたりで調達したものをそのまま使用していると考えられます。そんなもんを全くごまかすことなく白昼堂々と映す根性は素晴らしい。



内容的にはそのエイリアンを研究開発していると思しきマッドサイエンティストがなかなかマッドで理不尽なキャラをしていたのと、やけに鹿ジャーキーにこだわる主人公の兄貴が多少面白かったくらいで、常人には耐えがたいグダグダ感に満ちています。本家エイリアンのスピンオフだと思って借りてきた無垢な映画ファンを想像すると心が痛みます。エイリアン誰も殺さないからハンター4人組全員生き残っちゃうしなんじゃこりゃですよ。





ただ、私の飼っているインコはこの作品をなぜか気に入ったようで、ずっと食い入るように画面を見つめていました。


















エンドクレジットまでガッツリ観てた。

人間はつまらなくても、鳥にとっては面白い映画だったようです。




「エイリアン・ハンティング」(Amazon Prime Video)




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