概要
原題:The Harmonica Man
製作:2024年アメリカ
配信:ハーモニーヒル・スタジオ
監督:ブラナン・ローガン
出演:ビル・アーサー
1948年、テネシー州スプリングフィールド。いつも駅でハーモニカを吹いて乗客を楽しませていたホームレスの老人が列車に轢かれて亡くなってしまう。保安官や鉄道員は彼を助けず、死亡事故そのものをなかったことに処理していた。
そして現代、復讐のために蘇ったホームレスは殺人鬼ハーモニカマンとして自分を見捨てた者たちの子孫へと正義の鉄槌を下す。
予告編
感想
先週からアマプラで配信が始まった謎のインディーズ鉄道ホラー映画。
レンタル200円。
…なのですが、いつものようにレンタルボタンをクリックしたところクレジットカードの不正利用を検知したので決済不可と表示されました。クレジットカードは年々不正利用の件数が増えて行ってるとは聞いてましたが、まさか自分のクレカまで犯罪者の魔の手が伸びてこようとは…。
メインのクレカが使用不能になると非常にめんどくさいことになるんですよね。なんせアマゾン含め通販サイト10種くらい登録してるわ、電気ガス水道など支払えるものは何でもクレカ払いにしているもので、再発行となるとその手間を想像するだけで頭が痛い。しかもこの年の瀬も押し迫った忙しい時期だというのになんてこった。
などと考えて慄いていたんですが、その直後に来たメールを見ると私の知らないところで不正利用されていたのではなく、この映画をレンタルするための決済が疑わしいと判断されていました。こんなわけわからん謎映画に課金するなんてありえない!不正の可能性がある!とクレカ会社のシステムが判断したというわけですね。
私がわけわからん謎映画に課金するなんて日常茶飯事だというのに、それでも不正扱いされるとは心外です。クレカの検知システムは個人の利用パターンを判断には組み入れず一律で検知しているのでしょうか。それともこの謎映画がよっぽど規格外の怪しさなのか。
それで本編の方ですが、鉄道に絡んだ殺人鬼のハーモニカマンが関係者を殺していくという内容はそこそこ魅力的に思えなくもないものの、いかんせん何もかもが激安かつ素人臭すぎて楽しむどころではありません。尺は1時間7分しかありませんが、そのうち1時間6分くらいは意識を失っていたぐらいのつらさ。正真正銘の超Z級映画です。あまりにもアマチュアがどうにかこうにか仕上げました感、ホームメイド感にあふれていて貶す気にもなれない。身内だけで楽しんでいればいいものをなぜアマプラに放流するのか。せめてその名の通りハーモニカを武器にして人を襲う殺人鬼だったらまだ愛でようがあったんですけどね。
我ながらクリスマスの夜にひとりで一体何をやっているのだろうかと今さら虚しくなってきます。あまりにも世間と隔絶されすぎている。根本的に人間性がどうかしているとしか思えない。せめてネトフリの話題作「セキュリティ・チェック」でも観ていれば良かった。
しかもこんなことまで起きるし…
インターネットこわい…。
ついさっき本物の不正検知があった後にこんなフィッシングメールが来るとかどうなってるの?
— 岩石入道 (@ganseki20) December 25, 2024
焦って本物かと思ってクリックしちゃったよ…
ESETが遮断してくれたから助かったけど pic.twitter.com/PLJ4nNYloD
そんな嘆きは置いておいて、本作が今年最後の映画感想記事となります。
あとは毎年恒例のベスト・ワースト・珍作ランキングですが、
12/27 ベスト10
12/29 ワースト10
12/30 or 31 珍作10
という予定で更新しようと思っているので、よろしくお願いいたします。
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