概要
原題:Shark Girl
製作:2024年アメリカ
配給:プルーク
監督:ジャスティン・シルトン/ロブ・ザザリ
出演:アレクサンドラ・ジョンストン/スマイヤ・アミーラ/ニック・タグ
インフルエンサーのハイディは、恋人のロンと海で撮影中にサメに襲われる。そのサメは放射能に汚染されており、噛まれたハイディは恐怖のサメ人間へと変貌。身近な人たちにそのキバを突き立ててゆく…。
予告編
感想
未体験ゾーンで上映され、現在U-NEXTでも1200Pでデジタル上映中の最新サメ出ない映画。
見るからにサメの出なさそうな映画だなと思いながら観てみたら、サメの出演時間はオープニングの2.5秒くらいでした。思ってたよりだいぶ少なかった。せめて10秒くらいは出るんじゃないかと予想してたのに…
インフルエンサーの女の子が自分は放射能汚染されたサメ人間だと思い込み、人々の首筋に喰らい付いていく。そしてサメが出ない。これは明らかに「ノー・シャーク」をベースに、「シン・ジョーズ」と「エクソシスト・シャーク」のエッセンスをまぶしたサメ出ない映画であると考えられます。
↑ビジュアル的にもクソシャの天使さんに似てるんですよね。
むやみにリアルな嘔吐シーンもあるし、やはりクソシャをリスペクトしていると思われます。
で、素材が素材だけに?相当キッツいサメ出ない映画に仕上がっております。これを劇場公開するのも観に行くのも到底正気とは思えないレベル。おうちで1200円出して観るのも相当に筋金の入った異常鮫愛者だけ。大丈夫か?商売になってるか?これ。
なんせもうインフルエンサーの日常シーンがダルくてしょうがないうえに非日常シーンもただハイディが首に噛み付くだけなので何の刺激もない。ゾンビとか吸血鬼と変わらん。もうちょっと何かサメらしさを出せないものか。例えば脳内イメージでサメが暴れてから凶暴化するとか。それなら資料映像の流用でもいけるし。しかしあまりに何もないので、45分で耐え切れず眠ってしまいました。
しいて言えばボクサーを誘惑して噛み付くシーンは面白くなりそうな気配がなくもなさそうでしたが、やっぱりただ噛み付くだけなので面白くない。せめてボクシングで対決してくれれば「エイリアン バース」のような楽しみがあったかもしれないのに。その後また頑張って起きて残りを観ましたが、終盤ではどうしても我慢できずまた眠ってしまいました。もはや見直す気力もなく、そのまま3時間ほど昼寝。ここまで強烈に睡魔を催させるサメ映画もあまりないですよ。
中途半端に3秒出すくらいならいっそ全く出さない方が…。
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