概要
原題:BEYOND THE GATES
製作:2016年アメリカ
配信:トランスワールドアソシエイツ
監督:ジャクソン・スチュワート
出演:グレアム・スキッパー/チェイス・ウィリアムソン/ブレア・グラント/バーバラ・クランプトン/ジャスティン・ウェルボーン
しばらく疎遠になっていた兄弟が父親の経営していたレンタルビデオ店で再会。父親は7か月前から行方不明となっており、店を片付ける必要があったのだ。事務所には父親が最後に見ていたと思しきビデオテープがあり、「ビヨンド・ザ・ゲート」というボードゲームに使うものだった。兄弟は家で遊ぼうと持ち帰るが、それは一度始めたら中断できない命を懸けた恐怖のボードゲームだった。
予告編
感想
父親の魂を取り戻すため、レンタルビデオ屋で見つけた死のボードゲームに挑む…というジュマンジの激安ホラー版みたいな謎映画。アマプラ299円。
ジャケ絵とあらすじは結構面白そうな雰囲気ではあります。先に良い所を挙げておくと、スプラッターシーンのクオリティは驚くほど高いです。お腹を裂いてはハラワタがブリブリ出てくるわ、頭が割れては脳みそがデロデロ出てくるわと必要以上に力が入りまくっていると言っても過言ではない。そこら辺はボードゲームの禍々しさを表せていて良かったと思います。
しかし、後は全部ダメ。何より問題なのはボードゲームを始めるのがあまりにも遅すぎること。本作の尺は1時間20分なんですが、ビデオ屋で再会した兄弟の確執みたいな前置き人間ドラマが長く、ゲームを始めようとするのが30分も経ってから。しかも、ようやく始まるのか…と思ってたら怪しいボドゲと判明した途端すぐにプレイをやめてしまう。一度始めたら中断できないんじゃなかったのそれ?
その後もちょろっとやっては怪しんですぐやめて寝てしまったり、甚だしくはゴミ箱に放り込んで寝てしまったりと全然まともにプレイしてくれない。日をまたいで一時中断しまくりです。頼むから早くやってくれとイライラは募るばかり。1時間を過ぎてものんびり酒を飲みながら昔話してるし、もう何なのよと。よほどのクソ映画マニアでなければ耐えられないと思われます。私も朦朧とする意識の中かろうじて完走したものの、終わった瞬間に爆睡しました。
結局ちゃんとボドゲに取り組み始めたのは1時間10分くらい経ってからだったかな?まあゲーム要素とかルールが何だったのかいまいちよくわからんまま最終決戦になだれ込んでしまうだけなんですが。古臭いレンタルビデオ屋や骨董品店などの雰囲気、残酷表現には光るものがあっただけに何とも惜しいクソ映画でした。
「ビヨンド・ザ・ゲート」(Amazon Prime Video)
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