「Tedor Anomaly」 感想 エイリアン:テドール

概要

原題:Tedor Anomaly

製作:2023年イタリア

配信:MY Spotlight Independent

監督:Daniel Frevert

出演:Endrius Guarneri, Mara Leoni, Davide Pesca, Maurizio Quarta


1979 年のオリジナル映画『エイリアン』に影響を受けた低予算の独立系 SF 映画。アンドロメダの彼方の遠い太陽系外惑星テドールに向かう銀河間輸送船の乗組員は、軌道を周回する小惑星の研究ステーションに謎の貨物を積んでおり、起源不明の巨大な古代の建造物を発見します。

(↑アマゾンより)


予告編

感想



最近アマプラで配信開始されたイタリア製のインディーズSF映画。

200円でレンタル。



上に貼ったアマゾンの紹介文にある通り、「エイリアン」と全く同じようなムードのレトロフューチャーな宇宙船とか施設で、得体の知れないエイリアンと戦ったりするような内容になっております。



巨大宇宙船の航行シーン、何かというとプシューと蒸気が噴き出すメカメカしい船内、着陸後は延々と吹き荒ぶ強風に晒される宇宙船、何か事件があったであろう研究施設内に乗り込む装甲車。と、どこを取っても「エイリアン」1作目と2作目の雰囲気を再現することに力を入れてあります。推定7000ユーロの超絶低予算…というかもはや個人の趣味で撮られたのではないかと思える規模の作品にしては相当高い再現度だと思います。その点だけはすごい。



しかし、悲しいことにそれだけです。ひたすら前述したような情景描写ばかりが延々と続き、お話らしいお話はほとんど何も展開されません。1時間15分が悠久の時であるかのように感じてしまう。「エイリアン」を再現したい!という愛と情熱だけはあるのであんまりクソ映画だ何だと言いたくはないのですが、そこら辺のクソ映画が束になってもかなわないぐらいのつらさ。後半になって意識を喪失した私を責めることなど誰にもできますまい。宇宙船などメカ周りの描写には腐心していても、肝心のエイリアンはほとんど姿も映らずじまい。なんか巨大な胃袋みたいなやつだったかな。鳴き声と銃声だけはやたらとうるさいですが。お世辞にも凝ったデザインとは言えませんでした。




「Tedor Anomaly」(Amazon Prime Video)



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