「モンスターズ・オブ・ウォー」 感想 ダイナソー・オブ・ホテル

概要

原題:Monsters of War

製作:2021年イギリス

配信:トランスワールドアソシエイツ

監督:ジャック・ピーター・マンディ

出演:チェルシー・グリーンウッド/クリッシー・ウンナ/ケイト・サンディソン


世界中で恐竜とかグレムリン2017みたいなバケモノが暴れている中、メイはふたりの子供を連れておばあちゃんの家へ向かおうとしていた。だが、途中でバケモノに襲われ、車を乗り捨ててダイナソーホテルへ籠城することに。


予告編

感想



監督こそ違うものの、本作もまた


製作:スコット・ジェフリー

脚本:スコット・ジェフリー

編集:スコット・ジェフリー


& itn distribution


というえぐい陣形。

けど、もうスコット・ジェフリー作品にもいい加減慣れたかな?



…と思ったら本作はいつもとは一味違う!

なかなかに驚異的なクソ映画となっていました。



というのもこれ、昨年のクソ映画ベスト入りした「ダイナソーホテル」とほとんど同じような内容なんです。監督もダイナソーホテルの人だし。製作年度も同じだし、これはどう考えてもダイナソーホテルと同時に撮影していたものでしょう。1度の撮影で2本のクソ映画をでっち上げるとはなんと見上げた省エネ精神か。まあSGDsの時代ですから仕方ない?



本作はデスゲームではなく純粋にモンスターがはびこる世界でのサバイバルという点では設定が異なります。が、序盤のモンスターから逃げる途中でダイナソーホテルと同じホテルに籠城してからはもうダイナソーホテルと大して変わらなくなる。



なんせ主人公はダイナソーホテルの未亡人と同じ人だし、子供ふたりも同じ子供たちだし、他のメンツも大体同じすぎる。いつものおばさんたちです。もはや間違い探しの領域ではないか。そんでもってダイナソーホテルで襲ってきた恐竜たちがまた襲ってくるし、大した理由もなくホテルから出て遊びに行った子供を探しに行く展開まで使い回している。



まあ、一応「ダイナソー・オブ・ウォー」ではなく「モンスターズ・オブ・ウォー」なので、ダイナソー以外のモンスターも出てはいました。グレムリン2017みたいなやつが。ただ、モンスターの出番自体はかなり少なくて、いつものメンツによるくっそどうでもいい会話が延々と映っているので真面目に集中して鑑賞できる人はいないと思われます。「銃を乱射するヤツに用はない」というセリフだけはちょっと笑いましたが。



そういえば音楽の主張がやたら強いことだけは本作ならではの特徴でしたね。オープニングからしてやけにバカでかい音量のBGMが流れるんですが、音量を下げたらセリフが全く聞こえないという変なバランス。下手というよりクオリティに気を遣う人が誰もいないんじゃないかと思います。




「ダイナソーホテル」(Amazon Prime Video)

アマプラではまだ配信されてないからこれでいいか。




追記


軽くダイナソーホテル見直してみたけど、そちらは大体ホテル内で恐竜と戦ったり仲間割れもしてるから主に屋外でモンスターに襲われる本作とはまあそこまで同じでもないかな…

見た目が似すぎているせいで脳内補正がかかっていたようです。

失礼いたしました。


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